元阪神のスアレスが「西陣織グラブ」で２者連続三振の快投…オールスターで日本愛を示す

◆米大リーグ　オールスターゲーム　ア・リーグ５―３ナ・リーグ（１６日、テキサス州アーリントン＝グローブライフフィールド）

　元阪神でパドレスの守護神を務めるロベルト・スアレス投手（３３）が、オールスターで２者連続三振を奪った。

　２点を追う７回から登板。１人目のウェストバーグから高めの１６１キロ直球で空振り三振を奪うと、続くグリーンも１６２キロの直球で空振り三振に仕留めた。全８球のうち６球で１６０キロ超を記録した。

　この日のために、特別なグラブで臨んだ。オールスターに合わせて、ＤーＱｕｅｓｔ社の「いなせグラブ」を特注。西陣織の金らん生地を使用し、昇り竜をあしらった和柄のデザインで、「ＴＥＸＡＳ　ＡＬＬ☆ＳＴＡＲ　ＧＡＭＥ２０２４」と刺しゅうされているもの。ソフトバンク、阪神と２球団にわたり、６年間プレーした日本への愛を示すために、このグラブを注目が集まるオールスターの舞台で使用した。

　日本で成長を遂げた剛腕が、大きなインパクトを残した。