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【巨人】井上温大、5回途中で降板「四球で流れを悪くしてしまった」 救援の船迫大雅が2連打浴び勝ち越される

スポーツ報知 / 2024年7月17日 19時35分

5回1死一、二塁、井上温大(右)の交代を告げた阿部監督(カメラ・小林 泰斗)

◆JERA セ・リーグ 巨人―阪神(17日・東京ドーム)

 巨人・井上温大投手が4勝目を目指して先発。2点の先制を許し、自らの安打と好走塁で1点を返すなど一時同点としたが、5回に2四球を出したところで降板となった。2番手で船迫大雅投手が登板し連続安打で1点を勝ち越された。

 井上は2回、先頭の4番・佐藤輝明内野手に左中間を破る二塁打、続く大山悠輔内野手にも左中間二塁打を打たれ1失点。2者連続空振り三振で2死となったが、小幡竜平内野手に左前タイムリーを打たれ、2点目を奪われた。

 巨人は3回に反撃。井上が1死から遊撃への内野安打で出塁すると、丸佳浩外野手の右前打で三塁へ好走塁。送球間に丸も二塁へ進み、1死二、三塁とチャンスを広げると、吉川尚輝内野手が右犠飛を放ち、井上が三塁からタッチアップして1点を挙げた。

 さらに4回、先頭の4番・岡本和真内野手が左前打で出塁。5番・大城卓三捕手は左中間のフェンス直撃の二塁打で続き、無死二、三塁とすると、5試合ぶりのスタメンとなる「6番・三塁」で先発出場の坂本勇人内野手が、右翼に大きな犠飛を打ち上げ、岡本和が生還し同点に追いついた。

 井上の投球について内海哲也投手コーチは「先に点を取られてしまったけど、投げているボールは悪くない印象。ただ、勝負球が甘く入る傾向があるのでそこは修正してほしい。次の1点を与えない投球に期待したいです」とコメントしていたが、5回に小幡竜平内野手に四球、送りバントの後に野口恭佑外野手にも四球を与えたところで、阿部慎之助監督が交代を告げた。

 2番手で船迫が登板すると、阪神はスタメンを外れていた近本光司外野手を代打で投入。近本は右前打を放ち、二塁から小幡が本塁を突いたが、右翼・丸の好返球でタッチアウト。しかし、続く渡辺諒内野手に中前打と打たれ、1点を勝ち越された。

 降板した井上は「全体的に四球が多く、特に点を取ってもらった後の四球で流れを悪くしてしまったところは良くなかったと思います。もっとゾーン勝負できたと思いますし、しっかり反省して次につなげたいです」と悔しさをにじませた。

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