1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【高校野球】相洋の最速146キロ右腕・大場智仁が継続試合で6回1/3を1失点7K 木製バットで快音も

スポーツ報知 / 2024年7月17日 17時46分

継続試合で6回1/3を投げ1失点に抑えた相洋の大場智仁

◆第106回全国高校野球選手権神奈川大会 ▽4回戦 相洋7×―6日大高=延長11回タイブレーク=(17日・バッティングパレス相石ひらつか)

 昨春県準Vの相洋の最速146キロ右腕・大場智仁(3年)が、投げて打って走って、継続試合で逆転サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 16日は大和スタジアムで、2―0から5点を奪われた5回表終了時で雨のため継続試合に。この日は東海大相模―藤沢清流のカードと球場が入れ替わり、戦いの場を平塚に移した。16日に5回途中から登板し、打者2人に投げていた背番号7の大場は続投。「自分たちにとっては、きょうも(内外野人工芝で両翼95メートルの)大和より、(内野が土で両翼91メートルの)平塚に変わってくれてよかった。自分たちのグラウンドも土で狭い。やりやすさがありました」と球場変更をプラスにとらえ、攻守で躍動した。

 6回に2点を返すと、1点を追う9回1死二塁で、4番に入っていた大場が木製バットで左前打。「(新基準の)金属バットが飛ばなくて、合わなかった。木製は6月から使い始めた。練習でも飛んで、アジャストできていた」。一、三塁に好機を広げると、次打者のフルカウントで動いた。「サインは単独スチール。けん制する雰囲気がなかった。(投手が)動いた瞬間にいこうと思った」。打者が空振り三振を喫し、二盗も失敗ならゲッツーで試合終了だったが、大場の足が勝った。捕手の送球を見て、三塁走者がすかさず重盗で同点のホームを踏んだ。

 延長タイブレークで2イニング目の11回には、1点を追う無死満塁で大場が同点の右犠飛。続く関本愛斗(3年)の左中間へのサヨナラ打で、2年連続の5回戦進出を決めた。右腕は6回1/3を投げ、2安打1失点。力強い直球に110キロ台後半のパワーカーブを交え、7三振を奪った。

 高橋伸明監督(39)は「継続試合は初めてで、いい経験をさせていただいた。きのうの環境と変わるので、空気も変わる。全然、違いますね」。前日に継続試合が決まった後のミーティングでは、ナインに究極の対応力を求めた。「『こんなところで走るのとか。やったことないよ、この守備位置とか。それくらいの試合をやるぞ』と話していた」。9回の思い切った重盗は象徴的なシーンだ。「僕がむちゃぶりするのは、大変なことじゃない。(すごいのは)やる方ですよね。(選手たちが)よくやりました。(大場は)褒めるところしかない」とたたえた。(雑誌『報知高校野球』取材班)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください