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「8時半の男」宮田征典は救援専門投手の草分け セ最多69戦登板の65年は20勝のうち救援で19勝

スポーツ報知 / 2024年7月18日 6時5分

 創立90周年を迎えた巨人。巨人での出場試合が多い野手、投手を中心に記録にも記憶にも残る歴代の「偉人」を紹介します。第60回は宮田征典。

 * * * * *

 宮田征典は「8時半の男」の異名で活躍したリリーフ右腕だ。

 1939年11月4日、群馬生まれ。前橋高で王貞治の早実と練習試合で対戦。完封勝利を挙げる。

 日大を経て、62年に入団。1年目に2勝を挙げるが、オフに心臓疾患が明らかになった。先発で長いイニングを投げるのは難しいという判断で、2年目の63年から救援専門に。日本球界で最初のリリーフ専門投手といっていい。

 直球、ドロップを武器に、V9スタートとなった65年、リーグ最多の69試合に登板し、20勝。うちリリーフで19勝を稼いでおり、現在のセーブルールにあてはめると22セーブを数えている。同年、城之内邦雄が21勝、中村稔が20勝と20勝トリオが誕生しているが、城之内の8、中村の6は宮田のセーブによるものだ。「8時半の男」は、後楽園の場内アナウンス、務台鶴さんが宮田の登板が8時半ごろだと気づいたことから始まった。

 67年に肝機能障害、68年には右腕の血行障害などがあり69年で引退。その後、巨人で15年のほか、日本ハム、西武、中日でもコーチを務め多くの投手を育てた。06年に死去。

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