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「今日はめちゃくちゃ汗をかきましたね」直近7勝中6度目V打の巨人・岡本和真がレフトの攻撃布陣で虎に連勝

スポーツ報知 / 2024年7月18日 5時0分

5回1死一塁、岡本和が中越え適時二塁打を放ち、塁上でポーズ(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 巨人4―3阪神(17日・東京ドーム)

 巨人が“新布陣”で阪神に逆転勝ちし、連勝で貯金を今季最多タイの7とした。1点を追う4回、5試合ぶりスタメンの坂本勇人内野手(35)が一時同点の犠飛。5回に1点を勝ち越されたが、直後にヘルナンデスが同点打、続く岡本和真内野手(28)が勝ち越し二塁打を放った。今季初めて左翼で先発した主将は、直近7勝中6度目の決勝打。4カード連続勝ち越しで首位を守った巨人は、19日から前半戦最終カードの中日3連戦(バンテリンD)に臨む。

 振り切った分だけ、打球は伸びていった。岡本和がまた4番の仕事を果たした。同点の5回1死一塁。1―1から大竹の真ん中低め130キロカットボールに反応した。「ちょっと詰まり気味でした」と振り返ったが、押し返して中堅フェンスを直撃する勝ち越しの適時二塁打。「みんながいい流れで回してくれて、そのいい流れに乗れました」。2試合連続の決勝打。人さし指を1本立てた「NO1ポーズ」を、誇らしげに決めた。

 普段とは違う状況だった。坂本が三塁で5試合ぶりにスタメン出場したことで、昨年9月18日のヤクルト戦(東京D)以来、今季初めて左翼で出場。4番が今季3ポジション目を守ったことで、6番・坂本が1軍復帰後初打点を挙げ、この日も1安打で打撃好調の5番・大城卓が一塁に入る超攻撃型布陣が組めた。

 主将はフェンス際の打球にチャレンジするなど守備でも奮闘した。今季はこれまで一塁か三塁での出場。攻守交代の際にはベンチが近いが、外野となれば別だ。倍以上の距離の往復を繰り返し、「あんまり僕は試合中って汗をかかないんですけど、今日はめちゃくちゃ汗をかきましたね」と明かし、「(一塁)ベンチからレフトまでの距離が長いんで」と“岡本節”で笑いを誘った。

 持ち場が変わっても勝負強さは健在。2安打1打点で、7月は12試合で44打数16安打で打率3割6分4厘、3本塁打、14打点と輝きを放っている。直近のチームが勝利した7試合のうち、6試合でV打。4番が打てば勝つ。そのことを自らのバットで体現している。阿部監督は「守備は目をつぶると言ったので、その分ね、岡本が打ってくれた。違う景色でたまにはいいかな」と上機嫌で喜んだ。

 勢いに乗る主砲を支えているのは、徹底したコンディション調整だ。例年夏場に体重が増えやすいタイプと自覚。食事ではサラダにドレッシングやマヨネーズなどをかけずに食べるなど、工夫を凝らす。体重の詳細については「レディーに聞かないでよ」と、冗談を飛ばして明かさないが、トレーニングと食事管理に励むことで「体重自体はキープしながらやれています」。操りやすい体でタフに戦っている。

 MLBの球宴で本塁打を放ったドジャース・大谷の映像を視聴し、「すごかった。かっこ良かったです」と刺激を受けた主砲の活躍で、チームは2連勝。阪神戦では4年ぶりとなる3カード連続勝ち越しで、首位をガッチリとキープした。「打てる打てないはあると思いますけど、自分のやるべきことをしっかりやっていきたい」。献身性にあふれる主将が攻守で猛進の夏を彩っていく。(宮内 孝太)

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