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「スーパー投手になれるかしょうもない選手で終わるか」リハビリ乗り越えた巨人の守護神・大勢が復帰7戦0封

スポーツ報知 / 2024年7月18日 5時20分

最後を締めた大勢(左)がバンザイしながら岸田を迎える(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 巨人4―3阪神(17日・東京ドーム)

 大勢の剛球を見つめるファンから、その1球1球に声が上がる。4―3の9回に堂々とマウンドへ。先頭・大山をフォークで三ゴロ。前川にはフォークを中前に運ばれたが、坂本を154キロ直球で三ゴロ併殺に仕留めた。158キロを計測した直球を軸に2戦連続1点リードを守り切り、今季12セーブ目。「チームが連勝、勝ち越しでしっかり勝ちゲームを取り切った状況で9回抑えて勝てたのは良かったと思います」とうなずいた。

 故障を乗り越え、強さを増して帰ってきた。これで5月3日の阪神戦で登板途中に右肩の違和感を訴えて離脱したが、復帰後は7試合7回を投げ被安打2で10K無失点と抜群の安定感。「けがを乗り越えていくことが大事。僕がスーパー投手になれるか、しょうもない選手で終わるかはリハビリ期間にかかっている」という大勢の強い気持ちの表れだった。ファームではフォームや変化球の細かな改良を行い、できることはやった。

 「リハビリ期間にファンの方にもたくさん力をもらったので、次は僕のプレーでエネルギーを与えたい。自分は離脱しているので、一日一日かみ締めながら、感謝しながら投げたい」と守護神。感謝の思いをマウンドで体現し続ける。(水上 智恵)

 ◆髙橋尚成Point 大勢はもう何も注文するようなことはない。直球はうなりを上げているし、フォークの落ちも抜群。本来の状態で戻ってきたことは、チームにとって非常に大きい。最終回のクローザーががっちり固定できているからこそ、この日みたいに先発投手が崩れ切る前に早めに代えることができる。

 大勢の前にはケラー、バルドナード、船迫、泉、高梨らその時の状況によって臨機応変につなげる。シーズンが進めば進むほど、救援陣で逃げ切るという試合はもっと増えてくるだろうし、そこの層の厚さが今季の巨人の強み。守り勝つ阿部監督のやりたい野球を、大勢で体現できるだろう。

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