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朝乃山、左膝負傷で長期離脱か…崩れ落ちて車いすで退場、4月には右膝負傷で夏場所休場「前回より厳しい」

スポーツ報知 / 2024年7月18日 6時0分

車いすで引き揚げる朝乃山(カメラ・越川 亘)

◆大相撲 ▽名古屋場所4日目(17日、ドルフィンズアリーナ)

 元大関で東前頭12枚目の朝乃山が左膝負傷のアクシデントに見舞われた。同11枚目・一山本に押し倒しで敗れた際に痛め、土俵上で立ち上がれず。医務室での応急処置後に救急搬送された。4月下旬の春巡業中に右膝関節内側側副靱帯(じんたい)を損傷した影響で全休明けの場所だったが、さらなる負傷。長期休場の恐れも出てきた。横綱・照ノ富士が無傷の4連勝で単独首位。カド番の大関・貴景勝は3敗目を喫した。

 元大関のアクシデントに、館内がため息に包まれた。朝乃山は一山本にもろ手で突かれ、後退。土俵際で粘ろうとした際に左膝から崩れ落ちた。立ち上がろうとするも立つことができない。周囲に支えられ土俵を下り、車いすで会場内の医務室へ向かった。報道陣の問いかけに苦笑いを浮かべながら「大丈夫です」と語ったが、その後はハイパーレスキュー隊の特殊車両で病院に向かった。

 復活を懸けていた。4月25日の春巡業の稽古中に右膝関節内側側副靱帯を損傷。21年秋場所以来となる三役復帰を果たしながら夏場所を全休した。場所前は稽古を十分に積めなかったが、東前頭12枚目で迎えた今場所は初日から3連勝。強さを見せてきた中で、今度は4月とは違う膝を負傷した。

 本人と話した部屋付きの若松親方(元幕内・朝乃若)は「本人は前回(4月)より厳しい状態じゃないかと話していて、音も聞こえたようだ」と明かした。病院での診断結果は出ていないが、師匠の高砂親方(元関脇・朝赤龍)は「(出場は)難しいと思う。まだ歩けない。これからじっくり治すこと」と厳しい表情で語った。

 大関だった21年5月に日本相撲協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドライン違反による6場所出場停止処分を受け、三段目まで番付を落とした。昨年夏場所に再入幕したが、その後は7場所で、休場が4度にのぼる。左上腕、左ふくらはぎ、右足首、右膝と故障が重なり、かつて横綱候補と言われた男は、常にけがとの闘いを強いられている。

 今場所、再出場がなければ秋場所は十両転落が確実。長期休場となれば、再び幕下以下からの再スタートを切ることになる。不祥事で、21年夏場所で途中休場してから約3年。角界屈指の人気者に、再び試練が訪れた。(山田 豊)

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