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【中京記念】今年の小倉大賞典V馬がキレキレ10秒9 2走前と同じ舞台に杉原誠人騎手「(1年に)2度もあるのは運がいいなと思う」

スポーツ報知 / 2024年7月18日 6時30分

杉原も手応えを感じているエピファニー

◆中京記念追い切り(17日・栗東トレセン)

 サマーマイルシリーズ第2戦、第72回中京記念・G3(21日、小倉)の追い切りが栗東トレセンなどで行われ、エピファニーは同舞台の小倉大賞典Vと同じ臨戦過程で抜かりなしだ。

 直線で鮮やかに脚を伸ばした。栗東に滞在する関東馬のエピファニーは杉原の騎乗でCWコースを単走。馬なりながらしっかりと加速し、4ハロン53秒2―10秒9をマークした。ゴール後も1ハロンほど軽やかな脚さばきで駆け、充実の仕上がりだ。「背中の感触は今週の方がいいし、先週の追い切りでもうちょっと変わってほしいなと感じた部分が良くなっていた。半マイルをこの時計でしっかり最後まで走りきっているし、大丈夫かなという印象」と杉原は納得の表情でうなずいた。

 栗東滞在での調整は3戦連続。快勝した小倉大賞典も、10着だった大阪杯も美浦に帰厩後4日で栗東に入ったが、今回は美浦で入念に2週間以上乗り込み、土台をつくってきた。しかも、重賞初制覇を飾った2走前の小倉大賞典と同じ舞台だ。「この馬にとってベストの舞台。小倉の1800メートルで重賞が(1年に)2度もあるのは、運がいいなと思う」

 そう自信をのぞかせる杉原は初コンビだった小倉大賞典から栗東滞在時の追い切りにほぼ駆けつけ、意思の疎通を図ってきた。「栗東での攻め馬も込みでということで依頼を受けて責任感を感じている。重賞も勝たせてもらって、この馬に対する思い入れはかなり強い」。万全の態勢で臨む絶好機。濃い時間を共有してきたコンビが、得意舞台で巻き返しを狙う。(山本 理貴)

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