「土のグラウンドが子供の頃以来だったけど問題なかった」巨人２７歳新助っ人が遊撃で初守備＆２の２

イースタン・リーグ西武戦の１回、渡部の打球を追う遊撃手のモンテス（カメラ・佐々木　清勝）

◆イースタン・リーグ　巨人２―４西武（１７日・ジャイアンツ球場）

　巨人の新外国人、ココ・モンテス内野手（２７）が１７日、来日初の守備に就いた。イースタン・西武戦（Ｇ球場）に「６番・遊撃」で先発出場。初回２死二塁では渡部の二遊間のゴロに飛び込むも届かず、中前適時打となる場面はあったが打球を処理する機会はなし。それでも「土のグラウンドで守るのが子供の頃以来で少し違和感があったけど、全然問題はなかった」と振り返った。

　打撃では２安打を放ち、１６日の来日初実戦から２戦連続安打をマークした。２回１死一塁では「追い込まれてからは変化球中心に」と狙いを絞り、初対戦の糸川のスライダーを左前へ。日米のストライクゾーンの違いに関しても「アメリカに比べると高めを取らない。どちらかと言ったら低めの球が好きなので、僕にとってはいいんじゃないかな」と問題なしを強調した。

　阿部監督が掲げる、犠飛や進塁打など自己犠牲を重視する方針への対応にも自信を見せた。４回無死二塁で放った投手強襲安打は、進塁打を意識した中で生まれたもので「私はどちらかというと進塁打を打ったり、チーム打撃をしたりという選手。それを日本で生かしたい」。１９日からの３軍の福島遠征にも帯同予定。ハングリーに、１軍で躍動するための準備を進めていく。（小島　和之）