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【巨人】井上温大が投げて、打って、走っての奮闘も5回途中3失点「フォアボールがもったいなかった」

スポーツ報知 / 2024年7月17日 23時1分

3回1死一塁、丸佳浩の右前打で三塁に進む井上温大(カメラ・小林 泰斗)

◆JERA セ・リーグ 巨人4―3阪神(17日・東京ドーム)

 巨人の先発・井上温大投手は自らの安打と好走塁で得点シーンを演出したが、5回途中3安打3失点で4勝目をつかむことはできなかった。

 阪神戦での先発は初めてとなった左腕は初回3者凡退の好スタート。しかし、2回に佐藤輝、大山に連続で左中間へ二塁打を浴びて、先制の1点を失うと、さらに2死二塁で小幡に左前へポトリと落ちる適時打を浴びて追加点を許した。

 同点に追いついて迎えた5回には先頭の小幡に四球を与え、大竹に犠打。続く野口に四球を与えて1死一、二塁で阿部監督から降板が告げられた。2番手の船迫が勝ち越しを許した。

 それでも2点を追う3回1死の打席では大竹から遊撃への内野安打でチーム初安打を放って出塁。続く丸の右前安打で一気に三塁まで激走。吉川の犠飛でホームを踏み、なんとか得点をもぎ取った。

 井上は「フォアボールがもったいなかったなって思います。初球ボールばっかりでピッチャー有利に進められなかったなと思います」と反省。「その試合で軸になるボールがなかったと思います」と振り返った。

 また杉内俊哉投手チーフコーチは「もったいなかったね。いろんな経験をして、打って走って、投げてね、忙しいから先発投手は。それを経験していくしかないでしょう」と振り返った。

 後半戦に向けて、井上は「僕はやっぱり不利カウントに持っていっちゃうと、打たれる確率も高くなっちゃうピッチャーなので、初球ストライクと決め球をしっかり決めきれる精度を上げていきたいと思います」と力強く語った。

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