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【ボーイズリーグ】旭川大雪が4年ぶりの優勝 3回一挙8得点の集中攻撃でライバル下す…支部長杯北海道ガス大会

スポーツ報知 / 2024年7月18日 5時50分

4年ぶりの優勝を決めた旭川大雪

◆第10回支部長杯北海道ガス大会 ▽決勝 旭川大雪9―7札幌豊平(夕張・サングリンスタジアム)

 旭川大雪ボーイズが9―7で札幌豊平ボーイズに打ち勝ち、4年ぶり4度目の優勝を決めた。3点を追う3回に、3番・加藤大知右翼手(3年)の2点適時打など打者12人を送る集中攻撃で一挙8得点。5投手の継投で相手の反撃をしのいだ。旭川大雪は今季3冠目。3位決定戦は旭川道北ボーイズが5―2で札幌手稲ボーイズを下した。

 猛暑の中で、驚異の集中力を発揮した。3点を追う3回。相手投手に対して慎重になりすぎていた打線に、西大條敏志監督は「先に3点を取られた以上は、強く振っていけ」と指示。これで、選手の迷いが消えた。

 2死二、三塁から加藤大知が反撃の右前2点適時打。加藤遙真が右前打で好機を広げ、北浦出雲、佐藤煌太(いずれも3年)も安打でつなぐ。この回だけで打者12人を送る猛攻。8安打8得点で一気にばん回した。その後は猛反撃を受けたが、MVPを獲得した右腕・谷口渉翔ら5投手の継投でしのぎ切った。

 最大の目標にしていた6月の北海道選手権決勝では札幌豊平に敗れ、全国への道は断たれた。だが、3年生にとって今季最後の“ライバル決戦”。3打数2安打の加藤大は「豊平が相手だと力が湧き上がる」と闘志をかき立て、4打数2安打の加藤遙は「豊平とは人生最後の戦い。選手権決勝では1安打に抑えられたので、今日こそはという気持ちだった」。初めて3、4番に並んだ“W加藤”は、特別な思いでチームの原動力となった。

 今季の直接対決は2勝2敗1分け。何度も火花を散らした好敵手との激戦は、互いのレベルアップにつながった。リーグをけん引した2強は、いよいよ集大成に入る。函館大会(8月3、4日)と関東大会(8月10日から埼玉ほか)に臨む旭川大雪は優勝締めが目標。北浦は「このメンバーでプレーできるのはあと2大会。悔いを残さず、最後は笑って終わりたい」と完全燃焼を誓った。(石井 睦)

 ★札幌豊平・黒岩公二監督(3回の8失点を振り返り)「2死からアウトを取り急ぎすぎた。まだ反省点がある。(全国大会に向け)いい勉強をさせてもらった」

 旭川道北は今季最高となる3位に食い込んだ。初回、2死一塁で4番の佐藤大地主将が先制二塁打。さらに柿崎仔龍、大山竣汰(いずれも3年)も連打で続き、3点をもぎ取った。柿崎は「エラーが出ても声かけができているから崩れない。コミュニケーションとチームプレーで成長してきた」と笑顔。3年生にとって最後となる8月の函館大会へ、佐藤は「悔いの残らない戦いで優勝を」と気合十分だ。

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