くふうハヤテ５連敗も、北海道出身・早川太貴が日本ハム相手に１回完全投球…ファーム交流戦

先発して１回無失点だったくふうハヤテ・早川

◆ファーム交流戦　くふうハヤテ１－３日本ハム（１７日・ちゅ～るスタジアム清水）

　くふうハヤテの北海道出身右腕・早川太貴選手（２４）が地元球団の日本ハム戦で初先発し１回完全の好投を見せたが、チームは１―３で今季６度目となる５連敗（２引き分けを挟む）。１８日の日本ハム戦が初年度の前半戦ラスト。ここまで７４試合を消化して２０勝４８敗６分けでリーグ最下位に沈んでいる。

　〇…日本ハムの本拠地・エスコンフィールド北海道の“お膝元”北広島市役所に昨年まで勤務していた早川が、１回を１奪三振含む３者凡退に抑え好アピールを果たした。「ハヤテにきてから良くなった変化球、持ち味だった直球の強さを出せた」と手応え。一方、最速１５０キロ右腕は「（チームの計測で）最速は１４４キロ。球速を出せなかった」と悔やんでいた。次回登板は２０日のフレッシュオールスター（兵庫）となる予定。課題とする球速アップの糸口をつかむ場にしたいと意気込んだ。

　〇…ＮＰＢ経験者９選手の１２球団移籍期限は３１日。２週間を切った。今季ファームに参入したオイシックスとの両球団からの復帰はいまだ０人。赤堀元之監督（５４）は「他球団の事情も関係してくるので難しい」とした。指揮官が資格を持つ選手の中で好調と評価したのは２選手。元ＤｅＮＡの倉本寿彦内野手（３３）が打率３割２分６厘（８９打数２９安打）で勝負強さを発揮。前オリックス育成の西浜勇星（２１）は１４登板３勝６敗、防御率３・３６の成績を挙げている。