Ｊ３沼津、川又堅碁が“混戦脱出弾”に意欲 首位・大宮を追う２番手グループから抜け出す…２０日ホーム岐阜戦

左足で正確なパスを出す沼津・川又

　Ｊ３で４位のアスルクラロ沼津は１７日、ホーム・岐阜戦（２０日）に向け裾野市内で調整した。ＦＷ川又堅碁（３４）が“混戦脱出弾”に意欲を見せた。

　２番手グループから頭一つ抜けた存在を目指す。Ｊ３は首位の大宮が勝ち点４９をマークする一方、２位の今治から８位の北九州までが勝ち点３６～３２の範囲にいる団子状態。「この先、ヒリヒリする戦いをものにしないと上にいけない。自分はヒリヒリ感は好きなので楽しみたい」と不敵に笑った。

　岐阜とは今季公式戦１勝１敗。６月のリーグ戦は自身も得点しチームも５―１で大勝したが、相手も監督交代を経ており過去のイメージ通りにいかないことも理解している。「前回は関係ない。ホームらしく自分たちのサッカーで点を取る」と強調した。

　今季は途中出場が続いていたが、前々節の大宮戦で移籍後初先発し１ゴール１アシストを挙げ直近２試合は連続スタメン。中山雅史監督（５６）も「ボールは収まるしヘディングの強さはチームの長所になる」と評価する。「確実にゴールにからむことがＦＷの責任」と言い切るストライカーが、豪快な一撃を食らわせる。（武藤　瑞基）