平野美宇「諦めないのは大事だと思わせてくれるアスリート」フランスで競泳・池江璃花子と再会望む…五輪へいざ出発！

パリ五輪の事前合宿地のアミアンに向けて出発した卓球女子の（左から）張本美和、平野美宇、早田ひな（カメラ・宮下　京香）

　卓球のパリ五輪代表が１８日、五輪事前合宿地のフランス・アミアンに向けて羽田空港を出発。２０２１年東京五輪団体銀の平野美宇（木下グループ）は、パリでは団体に加え、女子シングルスは初出場。出国前の空港で取材に応じ「今回は自分で最後に（出場権を）勝ち取ったという自信もあるので、成長した自分で自信を持ってパリに臨みたい」と、２度目の大舞台へ胸を躍らせた。

　シングルス戦は第８シード。第２シードの団体戦では最強国・中国との頂上決戦も視野に入る。アミアン合宿で最終調整し、五輪開幕３日前の２３日にパリに入る。「時差調整をする時間があるのは、すごくいいことだと思います。どういう状況になっても勝ちきれるように意識して、もっと練習したい」と気を引き締めた。

　友人との再会も熱望する。親交がある競泳女子代表の池江璃花子（横浜ゴム）も同地で事前合宿中。平野は「最近は選考レースや本番前でなかなか会えていないので、（五輪期間で）会えたらうれしい。どの競技もずっと順風満帆なことってないが、（池江は）それを体現し、諦めないのは大事だと思わせてくれるアスリート。学べることはたくさんあるし、学びも大切にしながら、私も強くなっていけるように」と、刺激を力に変えてパリで夢をかなえる。