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【高校野球】専大松戸が28―0のコールド勝ちで5回戦進出 3回戦で内野陣が集まり空を見ていた理由

スポーツ報知 / 2024年7月18日 20時6分

3回に三塁打を放った中山凱主将(カメラ・臼井 恭香)

◆第106回全国高校野球選手権千葉大会 ▽4回戦 専大松戸28―0佐原白楊=5回コールド=(18日・千葉県柏の葉公園)

 専大松戸が佐原白楊に28―0で大勝し、4回戦を突破した。初回、中山凱主将(3年)の適時二塁打を口火に打者15人10得点と打線が爆発。終わってみれば15安打28得点と連覇に向けて弾みをつけた。

 中山のバットはまだまだ止まらなかった。16日の八千代松陰との3回戦で、8回裏に逆転3ランを放ち、1日空けて興奮冷めやらぬ中で迎えた佐原白楊戦。「自分の打つべき球を打ったりはできた。(試合を通して)全体的に見たらいいと思う」。初回の1打席目から先制となる適時二塁打を放ち、チームを勢いづけた。

 主将の先制打を口火に、チームは初回から打者15人の猛攻。10―0とすると3回に3点、4回に15点を追加し、15安打に16四死球を絡めて28得点と昨夏王者の力を見せつけた。中山は4回の守備から交代したが、2安打2打点、全打席出塁の活躍だった。

 普段、家では「穏やかでもの静かな性格」と母・幸子さんは明かす。しかし、「親にはそういうところを見せないけど、他の部員のお子さんとかの話を聞くと頑張っているみたい」と感じているようにグラウンドでは少し違った一面も見せる。幸子さんが八千代松陰戦の録画を見返していたところ、試合終盤でマウンドに内野陣が集まった際、選手たちが空を向いていたことに気づいた。本人に聞くと「そう、上見ろって言った」。常に大声で引っ張るタイプではないが、大事な場面でナインに言葉を掛け、落ち着かせていたのだった。

 中山本人も「野球やるってなったら自分の中でスイッチが入るというのもある」と語り、3回戦の劇的勝利の後も「前の試合に勝ったから次がある。負けなければ夏は終わらない。勝つために、負けないために(どうするか)」とナインの前で話し、鼓舞。その声に応えるように、チームは順調に駒を進めている。

 次は21日に市船橋とベスト8進出をかけて戦う。「1戦1戦大事にやっていかないと。負けたら終わりなので。次の1戦に向けて全員でいい準備ができたらなと思っています」。背中で引っ張るキャプテンが、専大松戸を連覇へ押し上げる。(臼井 恭香)

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