柳楽優弥、ＴＢＳ系ドラマ初主演「兄弟愛や家族愛にすごくひかれました」…１０月期放送「ライオンの隠れ家」

主演を務める柳楽優弥（左）と佐藤大空（中）、坂東龍汰

　俳優の柳楽優弥（３４）が１０月期のＴＢＳ系連続ドラマ「ライオンの隠れ家」（金曜・後１０時）で主演することが１８日、分かった。

　脚本は徳尾浩司氏と一戸慶乃氏によるオリジナル。ある兄弟が「ライオン」と名乗る謎の男の子（佐藤大空＝たすく）に出会い、生活が一変。家族愛や兄弟愛の変化を描いたヒューマンサスペンスだ。柳楽は、両親を事故で亡くし、自閉スペクトラム症の弟・美路人（坂東龍汰）と２人で暮らす小森洸人を演じる。市役所で働く好青年役だ。ＴＢＳドラマ初主演となる柳楽は「出演するにあたって、ひかれたポイントは、ヒューマンドラマという点でした」と振り返り「兄弟の愛や家族愛が描かれていくというところにすごくひかれました」と語った。

　柳楽は、坂東とは初共演だが「初めてお会いした時から…好きです」と、すっかり意気投合。「僕の方がキャリア的には先輩ですが、感じるバイブス（雰囲気）みたいなものが似ている方なのかなと期待していますし、心強さも感じています」とコメントした。

　自閉スペクトラム症を抱える難しい役どころに挑戦する坂東は「（自閉―は）生活の中で、強いこだわりがあったり、ある分野にすごく知識があったりします。そういった役を演じるのは、自分にとってチャレンジングだと思っています」と率直な思いを口にした。

　坂東にとって柳楽は「本当にずっと大尊敬していた先輩」だ。「実はすごく緊張しています（笑い）。兄弟の絆やつながりは丁寧に、柳楽さんと一緒に話し合いながら、表現していけたら」と意気込んだ。