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「こういうチームは強くなる」巨人V9支えた“塀際の魔術師”高田繁さんが阿部巨人に感じる強み

スポーツ報知 / 2024年7月19日 5時20分

インタビューに応える高田繁氏

 巨人球団創設90周年記念の連続インタビュー「G九十年かく語りき」の第7回は高田繁さん(78)の登場だ。俊足巧打に加え、卓越した左翼の守りは“塀際の魔術師”と称され、V9の大きな推進力となった。三塁への常識破りのコンバートも成功させた名バイプレーヤーの、「喜怒哀楽」の記憶をたどった。(取材・構成=湯浅 佳典、太田 倫)

 近年までDeNAのGMも務め、ライバル球団の視点から巨人の戦いを見てきた高田さん。今年の阿部巨人を「面白い」と評する。「阿部監督のもとで若い選手がいっぱい出てきて、勢いのあるチームになってきた。こういうチームは強くなる。ベイスターズの立場から言えば、要注意だね」

 今はカードに関係なく球場が満員になる時代。野球界全体の発展を喜びつつも、黄金期を作り上げてきたOBとして、巨人には“球界の盟主”としての存在感を失ってほしくないと願う。「やっぱり巨人は巨人。球界全体のリーダーとして、手本となって引っ張っていくチームであってほしい。選手も球団も、みんなから尊敬されるようにね」。古巣への愛着を込め、語りかけた。

 〇…高田さんにとっての巨人とは「原点だね」。満員の後楽園でプレーする充実感は「よその球団とは違う、本当に特別だった」と振り返る。「『巨人軍は強くあれ、紳士たれ、メジャーに追いつき追い越せ』と言われて、当然と思ってやってきた。ONと一緒に野球ができて、V9の時代にいられたことが根本になり、野球人生もまっとうできた。それはやっぱり巨人のおかげ」と、感謝の思いを口にした。

 ◆高田 繁(たかだ・しげる)1945年7月24日、鹿児島県生まれ。78歳。浪商高(現・大体大浪商)から明大に進み、67年ドラフト1位で巨人入団。68年に新人王。69年から4年連続ベストナイン。80年引退。85年から4年間、日本ハム監督。巨人の1軍コーチ、2軍監督、日本ハムGMを歴任し、08年から10年途中までヤクルト監督。11年12月にDeNAの初代GMに就任し、18年まで務めた。現DeNA本社フェロー。現役時代の背番号「8」から「エイトマン」の異名も。右投右打。

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