巨人の新助っ人・モンテス、異例の地方遠征帯同で１軍昇格目指す 「オールスター明け」出場に期待

３軍の福島遠征に帯同するモンテス（カメラ・佐々木　清勝）

　巨人の新外国人、ココ・モンテス内野手（２７）が球宴明けからの１軍昇格に向けて３軍の福島遠征で最終調整する。ＪＲ郡山駅から車で約４０分、本宮市のしらさわグリーンパークで１９日から行われるＢＣ福島との３連戦に帯同。外国人選手や主力がファームの地方遠征に出場するのは異例だが、フレッシュ球宴期間で２軍の公式戦がないこともあり３軍で実戦感覚を養う。

　今季は米マイナーの３Ａパシフィックコーストリーグで打率トップの３割３分５厘をマークした右の強打者。１４日に来日し、１５日に東京Ｄで入団会見を行って１軍練習に参加した。１６、１７日はＧ球場で２軍の西武戦に出場して計５打数３安打、２打点。時差ボケの影響も最小限で日本のストライクゾーンを確認し、遊撃の守備にも就いて「コンディションは問題ない」と順調な調整ぶりを披露した。

　阿部監督は１軍昇格の時期について「オールスター明け」との見通しを示していて、後半戦初戦の２６日のＤｅＮＡ戦（横浜）からの出場が期待される。遊撃、三塁、二塁と内野をどこでも守れる新戦力。異例の３軍遠征参加で実戦を重ねて万全の準備で整える。