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フランス相手に見せた大岩ジャパンの「強み」 24日、五輪初戦へ「スピードや強さに慣れた」

スポーツ報知 / 2024年7月18日 22時53分

藤田譲瑠チマ

◆国際親善試合 U―23フランス代表1―1U―23日本代表(17日・トゥーロン)

 パリ五輪に出場するサッカー男子U―23日本代表は17日(日本時間18日)、フランスのトゥーロンでU―23フランス代表と親善試合を行い、1―1で引き分けた。前半25分に主将・藤田譲瑠チマ(22)=シントトロイデン=が先制点。後半2分に追いつかれるなど終始劣勢の展開だったが、大会前最後に優勝候補で、開催国を相手に大きな経験を積んだ。日本サッカー初の金メダルへ、24日(日本時間25日)の初戦・パラグアイから戦いの幕を開ける。

 ピンチは数え切れなかった。速さ、強さ、うまさ、全ての面で圧倒され、90分間を通して厳しい戦いを強いられた。ただ、スコアは1―1。開催国にして、3人のオーバーエージ(OA、24歳以上)がいる優勝候補のフランスに、OAなしの日本は耐え抜いた。大岩剛監督(52)は「コンディションがそろわない中でネガティブなことが多くなりがちだが、あくまで準備すべきはパラグアイ戦」と五輪初戦につなげる形で、本大会前最後の実戦を締めくくった。

 立ち上がりから、フランスのOAコンビに振り回された。昨季フランスリーグ19得点のFWラカゼット、身長190センチのマテタの2トップにゴール前に迫られたが、相手のシュートミスにも助けられて無失点。前半25分に敵陣深くでのプレスでFW藤尾がボールを奪い、MF三戸のヒールパスから、主将MF藤田が右足で先制点を決めた。「我々の強みのミドルゾーンでの守備からのショートカウンターはよくできたかな」と指揮官。本大会でも大事な先制点を手にした。

 後半開始直後の2分に追いつかれたが、そこからも粘った。センターバックの19歳高井を中心に国内組の守備陣がゴール前で体を張り、GK小久保は終了間際で1対1でのビッグセーブ。出足の鋭さなど世界基準を体感し、OA不在の中で崩れず、引き分けに持ち込んだのは間違いなく収穫だ。

 親善試合を組む上で、大岩監督は「選手が大会に入っていくためにはある程度の力がないと」と説明していた。チーム全員の合流は2日前(15日)で、国内組は長距離移動での現地入り。厳しい日程で大きな経験を積んだ。

 今後は初戦のパラグアイ戦に向けて準備を進める。「スピードや強さに慣れたので、それを次の試合で生かしてほしい」。今大会最高峰の相手にぶつかった経験が、金メダルを目指す戦いに生きる。

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