1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

J1札幌 MF宮沢裕樹が2か月ぶりにピッチへ、期待の新助っ人DFパク・ミンギュは初練習

スポーツ報知 / 2024年7月19日 5時40分

険しい表情でランニングする札幌・宮沢

 J1北海道コンサドーレ札幌MF宮沢裕樹(35)が、2か月ぶりにピッチに立つ。札幌は18日、アウェー・浦和戦(20日)に向けて宮の沢で調整した。5月23日に右ヒラメ筋を肉離れし、戦列を離れていた宮沢だが、9試合ぶりのメンバー入りが確実となった。4月6日のG大阪戦で今季初勝利に導く決勝弾を挙げたベテランが、10試合ぶり白星へチームをけん引する。この日は新加入した韓国人DFパク・ミンギュ(28)がチームに合流し、初練習を終えた。

 頼れる男が帰ってくる。浦和戦に向けて行われた18日の練習。ランニングで終えた帯同メンバーとみられる16人の中に、宮沢の姿があった。右ヒラメ筋肉離れで実戦から遠ざかっていたが、2か月ぶりの戦いへ「自分ができることはしっかりやってきた。長く休んだ分、ここからしっかりとチームに貢献していきたい」と気持ちを高ぶらせた。

 5月23日に負傷後、再発もあり、復帰が1か月延びた。時間はかかったが、再離脱はしないよう、体勢を整えてきた。11日に全体練習に加わったが「長く休んでいたので、しっかり様子を見ないといけなかった」と13日の神戸戦(1△1)は回避し、浦和戦に照準を合わせてきた。「その分、しっかりトレーニングしてきたので。準備はできている」。不安要素はもうない。

 今季初白星を挙げた4月のG大阪戦では、ヘディング弾で1―0勝利に導いた。2勝目となった5月15日磐田戦(1〇0)ではボランチでフル出場。宮沢が出た8試合で手にした勝ち点は2勝4分け2敗の10。勝ち点12の最下位という現状打破へ、フィールド選手最年長の復帰は大きな利となる。

 「自分たちのサッカーで大事なのは一人一人がイメージを共有すること。そこが少しずつ見えてきて、チームで時間をつくることができるようになり、サイドを生かした攻撃ができてきた」。本来の幅を使った攻撃が戻ってきたことに、宮沢は手応えを得ている。「内容良く勝てれば一番だが、大事なのは勝ち点3。取るために、失点をしない、前にいいボールを供給するという役割を全うしたい」。10戦ぶり勝利へのイメージは築かれている。(砂田 秀人)

 〇・・・初めての海外クラブとなる札幌で、パクが飛躍を図る。17日に札幌入りし、一夜明けての初練習。32度超えの暑さの中、最後までボールを追い、クールダウンの際も先頭に立って走り切った。「コンディションはいいが、試合から離れているので。70%くらいの感じ」と話す現状ながら、能力の片りんをしっかりと見せた。

 韓国代表での出場はないが、招集歴はある左利きのDF。クラブは3バックの左か左ウィングバックで起用する方向でいる。「持ち味は守備と運動量。札幌は3バックの両サイドが攻撃参加したりするのが魅力」と強みが発揮できる環境に好感を抱く。韓国を出てのプレーは初も、中学から知るFW金健煕(29)もおり「心強い」と不安も少ない。「韓国外でやることで1ランクレベルアップできれば」。異国で活躍し、選手としての存在価値も高めにいく。

 2週間前に結婚した。その後にオファーを受けたが「妻が日本のことをすごく好き。自分より喜んでいた」と札幌行きに迷いはなかった。20日のアウェー・浦和戦後はリーグ戦は2週間以上なく、30日の国際親善試合、スペイン1部のセビリア戦(札幌ドーム)で“デビュー”する予定。「若くはない僕にオファーをしてくれたことに感謝している。その分、札幌の助けになって恩返ししたい」。J1残留へ、パクは確たる決意を言葉にした。

 ◆パク・ミンギュ 1995年8月10日生まれ、韓国出身。2017年にKリーグ1部・ソウルでプロキャリアをスタート。20年に同1部・水原に移籍。同2部・釜山への期限付き移籍を経て、22年からは軍隊チームにあたる金泉尚武に所属。今月15日に兵役を終え、翌16日、札幌への完全移籍が発表された。177センチ、67キロ。左利き。背番号3。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください