【高校野球】青森山田が4強入り、八戸学院光星との今春センバツ出場校対決に完勝
スポーツ報知 / 2024年7月19日 5時30分
◆第106回全国高校野球選手権青森大会▽準々決勝 八戸学院光星1―6青森山田(18日・はるか夢)
青森準々決勝で、青森山田が八戸学院光星との今春センバツ出場校対決に6―1で勝利した。4番・原田純希(あつき)一塁手(3年)が4、5回に2打席連続弾を放つなど、3打数2安打4打点と活躍を見せた。
パワーを見せつけた。青森山田・原田が2打席連続の2点本塁打で、ともに今春センバツに出場した八戸学院光星撃破に大きく貢献した。4回は無死一塁から高々と打ち上げた打球が右翼芝生席まで届いた。5回は2死二塁から、やや低い弾道でバックスクリーンへたたき込み「甘く入ってきた球をしっかり打ててよかった」。兜森崇朗監督も「ここぞ、というところで必ず打っている。あの集中力にはびっくりしますね」と主砲をたたえた。
仲間の支えに応えた。光星には洗平比呂や岡本琉奨、森田智晴(いずれも3年)ら、左腕の好投手がいる。彼らを打ち崩すために一肌脱いでくれたのが、メンバー外の3年生や下級生たちだ。左投げの選手が打撃投手を買って出て、ピッチングマシンも左投手の変化球の軌道にセット。4回に洗平から放った一発、5回に同じ左腕の佐藤凌(3年)から放った一発とも、変化球をしっかり捉えた。「練習通りにできた。仲間が投げてくれたおかげです」と感謝した。
県内最大のライバルを倒して4強進出。20日の準決勝は、八戸工大一と対戦する。「自分1人だけでは勝てない。チーム全員で勝てるように頑張りたい」と意気込んだ原田。2戦連発への意識については「しっかり捉えて伸びたら(本塁打に)なる。狙ったりはしません」と謙虚に語った。春夏連続の聖地まであと2勝。主砲のバットから快音が響けば、おのずと勝利へ近づいていく。(有吉 広紀)
〇…先発した青森山田のエース右腕・関浩一郎(3年)は、9回に1点を失ったが相手打線を5安打に抑えて完投勝利。今大会初登板も「ここに合わせて調整してきた。みんな決勝(と同じ)くらいの気持ちでやっていた」とチーム全体で気合が入っていたと話した。「直球を狙ってくると思った。(相手の)対策の対策をした」と、鋭く落ちるスライダーを軸に投球を組み立てて好投につなげた。
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