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サッカー 女子は藤枝順心が夏冬4大会連続日本一を目指す、男子は静岡学園が2年連続出場…静岡からいざ全国高校総体へ

スポーツ報知 / 2024年7月19日 6時5分

 女子は藤枝順心が2年連続3度目、夏冬4大会連続の日本一を目指す。注目は身長170センチのセンターバック・柘植沙羽(3年)だ。1年夏からレギュラーを務めており、1対1での強さと正確なフィードで、攻守両面でのフル回転を誓った。男子の静岡学園は、負傷から戦列復帰した主将のDF野田裕人(3年)がチームを引っ張る。

 鋭い反応で相手FWの突破を止め、高いヘディングでゴール前へのロングボールをはね返す。1年時から最終ラインを引き締める柘植は「最後まで気を緩めることなく戦って優勝したい」と、北海道・室蘭での大舞台を見据えた。

 出身は岐阜。テレビで藤枝順心の試合を見て「ピンクのユニホームと、試合前の円陣がカッコイイ!」と静岡に来た。夏の総体、冬の選手権と高校の全国大会に過去4度出場し、3度の優勝を経験。「『順心、ナンバーワン!』の掛け声が(選手権決勝会場の)ノエビアスタジアムだと、よく響くんです」と笑う。

 今年は守備だけでなく、攻撃にも貢献している。全国切符の懸かった6月の東海総体・豊川戦ではCKのこぼれ球を押し込んだ。昨年はWEリーグ・INAC神戸入りした久保田真生や辻沢亜唯ら強力なFWがそろっていたが「今年は個が弱い。チームの連係が大事」と分析。大きな得点源となっているセットプレーで「点を取って貢献したい」と燃えている。セットプレーでキッカーを務める司令塔のMF植本愛実主将(3年)も「頼りになります」と期待している。

 中村翔監督(35)が「3年間で伸びた」とほめるフィードにも注目だ。175センチの長身FW宮路花菜(3年)に合わせて後方から正確なパスを送り、速攻を演出する。「まずは初戦。厳しい戦いになる」と柘植。4大会連続の全国制覇へ、油断することなくチームを支える。(里見 祐司)

 〇・・・全国総体本番を控え、藤枝順心FW藤原凛音(りおん、3年)が調子を上げてきた。一時は不調だった。1月の東海大静岡翔洋との新人戦決勝(9〇0)で4ゴールを挙げたものの、6月の常葉大橘との県総体決勝(1〇0)は無得点。シュートの際に中村監督から「肩の力を抜け」と言われ続けてきた。

 今月15日の東海リーグでは、2得点してライバルの橘を退けた。相手GKの頭上を抜くコントロールショットに、「居残りで練習して感覚がつかめた」と胸をなで下ろした。昨夏の全国総体も経験。3試合に出場しているが無得点に終わり、「去年は何もしていない。この1年間やってきたことを出し切りたい」と活躍を誓った。

 ☆静岡学園は2年連続9回目の出場。昨夏もレギュラーを務め、経験豊富な右サイドバックの野田主将がリードする。

 5か月半も不在だった。冬の全国高校選手権後、股関節痛で離脱。新チームで主将を任されたものの、1月の新人戦や6月の県総体もピッチに立てなかった。それでも優れたキャプテンシーを発揮。プレミアリーグWESTで開幕5連敗したときは「全員が同じ方向を見ていたとはいえない」と、毎日のようにミーティングを開いて選手間で話し合った。

 6月16日の同リーグ・帝京長岡戦で復帰し、同30日の大津戦で先発。50メートル6秒0のスピードで右サイドを突破してチャンスをつくった。首位の大津には1―8で完敗も、「意識を変えるしかない」と前を向く。

 昨夏は「先を見過ぎて」明秀日立(茨城)に初戦で敗れた。失敗は繰り返さない。まずは興国(大阪)との1回戦に全力投球。気を引き締め直して、福島での戦いに向かう。

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