s**t kingz、互いに認め合う盟友・三浦大知への思い、初主催フェス「ももたろう」で2日間共演
スポーツ報知 / 2024年7月19日 5時0分
4人組ダンスパフォーマンスグループのs**t kingz(シットキングス)が、27、28日に初の主催フェス「s**t kingz Fes 2024 ももたろう」(神奈川・横浜BUNTAI)を開催する。有名な昔話「桃太郎」を題材にストーリー仕立てで展開。複数組が出演するが、盟友の三浦大知は2日間出演する。4人が取材に応じ、三浦との共演、グループの未来について語った。(加茂 伸太郎)
ステージ上で交わした約束が現実になる。昨年10月、“歌唱しない”ダンスグループとして初となる単独日本武道館公演を行ったシッキン。お祝いに駆け付けた三浦から「目標して、いつか、s**t kingzとライブがしたい」と共演を熱望されていたが、早くもそれが形になる。
初の主催フェス開催にあたり、両日出演するのが三浦。リーダーのshojiは「一番初めに声をかけたのが、三浦大知くん。大知くんには『2daysお願いしたいです』と伝えました」。中心になって、フェス全体の構成を手がけるkazukiも「大知に出てもらわないと、というのが、まず最初にありましたね」と話した。
10年ほど前、4人は三浦のバックダンサーとしてツアーに帯同し、ミュージックビデオに出演。「1年を通して、ずっと一緒にいたぐらい」(kazuki)と懐かしむ。17年のNHK紅白歌合戦にも帯同し、音のない状態からシンクロする無音ダンスで、お茶の間の話題をさらった。2組には、その道のスペシャリスト同士だからこそ分かり合える関係性、お互いを認め合うリスペクトがある。
Oguri「大知がいなかったら、今のシッキンはない。それは、絶対的な事実。自分たちが前に進むための環境として、大知がいたから導いてもらえた部分もたくさんある。クリエイティブの面では今も刺激を得ている。放っておけない存在というか、常に気になるう存在。きっと大知も、シッキンに対してそう思ってくれていると思う」
kazuki「頻繁には会えなくなったけど、助けてほしい時には声をかけてくれるし、(その時に)何をしてほしいかも何となく分かるというか。今でも連絡は取れる、円満に別れた元カレ・元カノみたいな感じ(笑い)。大知が『何かやろうよ』と言ったら、飛んでいくし、その逆もそう。離れてみて、より大切さが分かるというか…その関係性がいいですね」
NOPPO「近い存在であり、遠い存在であり。こうして(シッキンとして)活動する前に、大知のバックダンサーをやって過ごした時間は大きい。常にダンサーをフィーチャーして、リスペクトしてくれて。ツアーの中でも僕たちの名前を出してくれて。一般の人にダンスを広げよう、広げようとしてくれていた。そこからダンサーの幅が広がっていったので、リスペクトしかないですね」
shoji「頻繁に会わなくなったとしても、その場に5人でいると(瞬時に)5人組のような感覚になれる相手。一緒にいない時間を感じないというか、ずっと一緒にいる気がしています。寂しくなった時は、大知くんのYouTubeのゲーム実況を見て『三浦大知』をチャージしています(笑い)」
シッキンは2007年結成。結成15周年の集大成として、昨秋、武道館公演を成功裏に終えた。更なるステップアップを目指し、この先、どんな未来を描いているのか。
shoji「いつも、新しい“楽しいこと”を見つけていきたい。この4人だからこその“面白そう!”を探し続けるグループでいられたらと思っています。個人的には、お芝居をもっともっと頑張っていきたい。いつか赤い絨毯(じゅうたん)の上を歩きたい。それを目指して頑張りたいです」
Oguri「グループも個人も、よりグローバルに活動を広げていけたらと思います。そのためには、もっと視野も広げて(世の中の)いろいろなことを知らなきゃいけない。そこが、今の自分には圧倒的に足りていない部分だと思うし。コツコツと積み上げていきたい。(6月末に)4人でロサンゼルスに行って、自分たちの可能性を感じることができた。海外も視野に入れてやっていけたら」
kazuki「『どうしても、これ!』という具体的なものはないけど、使命感的にやらなきゃいけないことが(この先)出てくると思う。ダンスを武器に、日本、世界で新たなチャレンジをしていきたい。個人の仕事でいうと、ライブの演出をさせてもらうことが多い。この間、ニューヨークでジャスティン・ティンバーレイクのライブを見た時、自分の中に『演出いいな~』ってキラキラした感覚があった。エネルギーや労力はかかるけど、『いい空間を作りたい!』という欲があったので(ライブ演出も)頑張りたいです」
NOPPO「いろいろなことにチャレンジしていくと思う。(6月末の)アメリカ(ロサンゼルス)で得たものは、シッキン“らしさ”。言葉ではうまく表現できないけど、親しみもあるし、格好良さもあるし、という。絶妙な感覚で何にでもなれる、ダンスが近くに感じられる部分。これは、俺らにしか出せないと思うので、“らしさ”を忘れずに持っていたい。個人としては、ソロ公演、個展、絵本…、やりたい道を広げてもらえた感覚がある。自分から『やりたい!』というタイプではないので、幸せな環境にいるんだなって思う。ワクワク感を忘れずにしていきたいです」
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