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体操女子 補欠繰り上げはなし「4人で戦わざるを得ない」…喫煙と飲酒 宮田笙子のパリ五輪出場辞退受け

スポーツ報知 / 2024年7月19日 14時43分

体操女子のパリ五輪日本代表(左から)牛奥小羽、中村遥香、宮田笙子、岡村真、岸里奈

 日本体操協会は19日、都内で緊急記者会見し、女子のパリ五輪日本代表で主将に選ばれていたエースの宮田笙子(19)=順大=が、代表行動規範に違反する喫煙と飲酒で、パリ五輪の参加を辞退すると発表した。宮田の出場辞退に伴う代替選手の繰り上げ出場について、日本体操協会の西村専務理事は「(代表選手の)入れ替え、エントリー(登録の期限)は過ぎている。病気、けが、ドクターの証明を添付しながら使うシステムなので、今回の場合は適さない。現時点では4名で戦わざるを得ない」と説明した。

 団体戦は5人のエントリーだが、宮田の辞退を受けて補欠帯同している杉原愛子(TRyAS)の繰り上げ出場はなくなった。パリ五輪は岸里奈、岡村真、中村遥香、団体総合での貢献が期待される牛奥小羽の4人で戦わざるを得なくなった。

 

 宮田の行動規範の違反の経緯として、日本協会は会見で、7月15日に宮田選手の喫煙に関する情報提供が強化合宿先の現地モナコの強化本部に入ったと説明した。同16日に所属の原田睦巳順大監督から本人に確認を行ったところ、行動規範に反する疑いが発生。協会は本人との事実確認が必要と判断し、コーチとともに一時帰国を指示。同17日に2人とも羽田空港着の航空便で帰国し、すぐに都内で日本協会が事情を聴取した。両親、原田コーチ同席のもと、事実確認を行った結果、日本オリンピック委員会(JOC)の五輪派遣規定、日本協会の行動規範などに反したとして本人確認のもと、日本協会が宮田のJOCへのパリ五輪参加の辞退を申し出たとした。

 喫煙行為については6月末~7月にかけて、さらに飲酒行為も行っていたことが判明したと報告。飲酒は東京・北区のナショナルトレーニングセンターのアスリートビレッジで行っていたと説明した。

 会見の冒頭で謝罪した日本体操協会の藤田直志会長は「私自身大変な責任を感じています。短期間の間に2点、事実の正確な把握、五輪を間近に控えての協会の決断となった。事実の確認、大変難しい行為、お互いが確認できる話し合いをしました。顧問弁護士に同席、法的にしっかり問題ないものと確認した」と補足。「宮田さん本人だけではない、体操協会全体の問題、しっかりと考えなければならない。宮田さん本人、おかしてしまった罪、将来にむけてはしっかりと第一歩を踏み出してもらうために全力でサポートしていくことを考えている」と話した。

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