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担当の原田コーチが涙 「本人も軽率な行動を反省している」 西村専務理事「かなり憔悴し切った状況」…宮田笙子の喫煙と飲酒でパリ五輪参加辞退に

スポーツ報知 / 2024年7月19日 14時55分

涙ながら質問に答える原田睦巳日本代表コーチ(カメラ・清水 武)

 日本体操協会は19日、都内で緊急記者会見し、女子のパリ五輪日本代表で主将に選ばれていたエースの宮田笙子(19)=順大=が、代表行動規範に違反する喫煙と飲酒で、パリ五輪の参加を辞退すると発表した。宮田の所属の原田睦巳順大監督(日本代表コーチ)は会見で謝罪し、涙ながらに「本人も軽率な行動を反省していると思います」と宮田の状況を説明した。西村専務理事は「かなり憔悴(しょうすい)した状況だった」と補足した。

 原田コーチは「東京五輪が終わって、彼女が日々努力をし、置かれる立場、成績、プレッシャーと戦いながら苦しい思いをしているのを間近で見ているのも事実。私が見ている限り、真摯(しんし)に取り組んでいた、今回のような行動があるとは想定できるものではなかった。とはいえ実際問題、このようなことが起こったこと、指導者として申し訳ない。彼女がものすごいプレッシャー胸にかかえながら…、ご理解いただければ」と話した。

 行動規範の違反の経緯として、7月15日に宮田選手の喫煙に関する情報提供が強化合宿先の現地モナコの強化本部に入ったという。同16日に所属の原田睦巳順大監督から本人に確認を行ったところ、行動規範に反する疑いが発生。協会は本人との事実確認が必要と判断し、コーチとともに一時帰国を指示。同17日に2人とも羽田空港着の航空便で帰国し、すぐに都内で日本協会が事情を聴取した。両親、原田コーチ同席のもと、事実確認を行った結果、日本オリンピック委員会(JOC)の五輪派遣規定、日本協会の行動規範などに反したとして本人確認のもと、日本協会が宮田のJOCへのパリ五輪参加の辞退を申し出たとした。

 喫煙行為については6月末~7月にかけて、さらに飲酒行為も行っていたことが判明したと報告。飲酒は東京・北区のナショナルトレーニングセンターのアスリートビレッジで行っていたと説明した。

 会見の冒頭で謝罪した日本体操協会の藤田直志会長は「私自身大変な責任を感じています。短期間の間に2点、事実の正確な把握、五輪を間近に控えての協会の決断となった。事実の確認、大変難しい行為、お互いが確認できる話し合いをしました。顧問弁護士に同席、法的にしっかり問題ないものと確認した」と補足。「宮田さん本人だけではない、体操協会全体の問題、しっかりと考えなければならない。宮田さん本人、おかしてしまった罪、将来にむけてはしっかりと第一歩を踏み出してもらうために全力でサポートしていくことを考えている」と話した。

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