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「頼れる存在」エース宮田笙子の代表辞退が五輪本番に及ぼす影響

スポーツ報知 / 2024年7月20日 5時8分

代表を辞退した宮田

 日本体操協会は19日、都内で会見し、パリ五輪女子日本代表のエースで主将の宮田笙子(19)=順大=に、飲酒と喫煙が確認されたため、五輪代表を辞退したことを発表した。日本協会の行動規範に反したため。日本オリンピック委員会(JOC)も「辞退届」を受理し、認めた。過去、同様のケースが確認できない“前代未聞”の辞退劇。女子予選を8日後に控える中、日本は1人少ない4人での厳しい戦いを強いられることになった。体操界にとどまらず、衝撃が広がった。

 宮田笙子(19)=順大=が欠けたが、補欠帯同の杉原愛子(24)=TRyAS=の繰り上げはなし。登録期限は既に過ぎ、病気やけがの場合のみ交代可能だが今回は適用外。パリ五輪団体は各国5人も「4人で戦わざるを得ない」と西村専務理事。残るメンバーは全員10代の初出場で厳しい勝負を強いられる。

 宮田は世界経験もあり、全4種目で高得点を狙えるオールラウンダー。日本は宮田を中心に構成されていたが、大黒柱が抜けた。代表の後輩たちは「頼れる存在」「チームの空気をつくってくれる」と宮田を信頼していた。

 予選は各種目4人中、上位3人の得点がチーム得点になる。日本は牛奥が跳馬のスペシャリスト。段違い平行棒、平均台、床運動は不得手で他の3人にノーミスが求められる。身体的負担、精神的重圧も大きい。64年東京五輪以来の団体メダルを掲げるが、今は予選突破も暗雲が漂う。気持ちを切り替え、勢いよく演技できるかがカギになる。(体操担当・小林 玲花)

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