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那須川天心の転向4戦目は「格上相手に内容が問われる」 山中慎介氏の注目ポイント

スポーツ報知 / 2024年7月20日 6時0分

計量をパスしフェースオフする那須川天心(右)とジョナサン・ロドリゲス(カメラ・堺 恒志)

◆プロボクシング 「トリプル世界戦」 ▽契約体重54・4キロ以下10回戦 那須川天心―ジョナサン・ロドリゲス(20日、東京・両国国技館)

 WBA世界バンタム級7位の那須川天心が19日、転向4戦目に向けて都内で前日計量を行い、規定体重のリミットである54・4キロで一発パスした。計量後、ファンに自身のタトゥー・ステッカーを付けての来場を呼びかけた。試合会場を「フェス会場」に変え、ノリノリで4連勝を目指す。

 * * * * *

 計量会場で目にした天心は、肌のつやも良くコンディションは良好に見えた。対戦相手のロドリゲスも同様に状態はいいだろう。

 天心にとってプロ4戦目にして初めて経験する世界の上位ランカー。地位的には相手が上だが、スピードは明らかに天心が上だ。毎回そうだが、前戦よりどれだけ成長した姿を披露するのかも楽しみだ。前日(18日)の会見で「異世界にいるみたいに場を支配して…」と口にしていたが、その場を別世界にしてしまうのが、天心のフットワークだ。ベタな言い方をすれば、その足さばきが他の選手とは比較できないぐらい独特で速い。

 ステップイン、バックステップと足の使い方を見ていると、「どうしてこの動きがこんなに速くできるの?」と思ってしまう。ロドリゲスの最大の武器は右のオーバーハンド。ダウンを奪える危険なパンチではあるが、出入りの速い天心はその足で空転させるはずだ。

 今、国内で一番注目される熱い階級はバンタム級だ。4団体の世界チャンピオンすべてが日本人であり、「天心は誰に挑戦するの?」とファンの興味は尽きない。その前に地域タイトルを狙うだろうが、いずれにしても天心を見る目はもはや世界挑戦のレベルで動いている。公開スパーリング(4日)を見ても倒すタイミングでのパンチを随所で出していた。格上の相手にどんな戦いを挑むのか。その先の展望を含め、内容が問われる一戦になるだろう。(元WBC世界バンタム級王者・山中慎介)

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