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照ノ富士“くせ者”一蹴で無傷6連勝 6日目で2差単独首位は98年若乃花以来

スポーツ報知 / 2024年7月20日 6時0分

照ノ富士(右)が押し出しで翔猿を下す

◆大相撲 ▽名古屋場所6日目(19日、ドルフィンズアリーナ)

 横綱・照ノ富士が無傷の6連勝を飾り、単独トップを堅持した。くせ者の東前頭4枚目・翔猿を力強く押し出した。1敗勢がいなくなり、6日目終了時点で後続に2差をつけての単独首位は、1998年春場所で優勝した3代目・若乃花以来、26年ぶりのこととなった。2敗は琴桜、豊昇龍の2大関ら13人。カド番の大関・貴景勝は苦しい4敗目を喫した。10勝すれば大関に復帰できる関脇・霧島は3敗目。

 一人横綱の強さを見せた。照ノ富士は翔猿を飛び込ませず、左で抱えて動きを封じた。ふりほどかれたが、休まず追撃。差した右で起こしながら、強烈な左で押し出した。最後は土俵下まで吹っ飛ばすほどの力強さ。懐に入られるとうるさい相手だったが「中に入られても全然問題ない。落ち着いて取れている」と涼しい顔だった。

 翔猿とは浅からぬ因縁がある。昨年名古屋場所は3日目に敗れ、翌日から途中休場に追い込まれた。今年初場所では翔猿を吹っ飛ばすと、土俵上から“鬼の形相”でにらみつけた。何かを起こすくせ者を、この日は問題なく料理した。横綱は「特にやりにくさはないし、動きがある相手とも思っていない。変な大技を出すような力士ではないからね」と余裕たっぷりに語った。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「冷静だった」と振り返った。1敗勢が消え、早くも独走態勢を築きつつある。6日目終了時点で後続に2差をつけての単独首位は、98年春場所の3代目・若乃花(当時は大関)以来だ。ただ照ノ富士は「そうなの? まだ半分もいっていない。気にするのは早い」と泰然としていた。(三須 慶太)

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