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フェンシング 加藤暁秀1年生のバーナード洋人「3年連続で表彰台に上がりたい」…静岡からいざ全国高校総体へ

スポーツ報知 / 2024年7月20日 5時45分

初の全国総体で表彰台を目指すバーナード

 日の丸戦士が、初の全国総体に挑む。男子サーブルに出場するバーナード洋人(加藤暁秀1年)が、3位以上を目標に掲げた。豪州出身の父と日本人の母を持ち、今年4月にはサウジアラビアで開催された世界カデ(U17)選手権に日本代表として参戦した実力者。「(高校総体は)3年連続で表彰台に上がりたい」。4月に入学したばかりの1年生が、年上相手にも真っ向勝負を挑む。

 フェンシングに、のめり込んだのは小5の時だった。「1―1の勝負が楽しくてはまってしまった」。シドニーなど五輪2大会に出場し、ナショナルコーチも務めた長良将司さん(47)=加藤暁秀コーチ=の指導を受けて急成長。「好きこそものの上手なれ、ではないけど、とにかくフェンシングが好きなところがいい。目標が高い」と、同コーチ。教えたことをスポンジのように吸収する教え子に目を細める。

 初めて日の丸を背負って出場した昨春のアジアカデ選手権は予選リーグ敗退だった。「まったく通用しなかった」と、バーナードが振り返る。帰国後、「毎日、朝フットワークをやるようになった」と、悔しさを力に変えた。今年2月のアジアカデ選手権では決勝トーナメントに進出。4月の世界カデ選手権でも予選リーグを突破し、海外でも徐々に、力を発揮できるようになった。

 将来は五輪出場が目標。2028年に20歳で迎えるロス五輪も視野に入れているが、一番は、豪州・ブリスベンで開催される32年大会だ。父の母国で、祖父母もメルボルンに住み、バーナードにとっては、生まれ故郷となる。「コロナ以前は毎年1回行っていた。今も祖父母とはテレビ電話でしゃべっています」。夢は、祖父母の目の前で金メダルを取ること。県フェンシング界期待の新星が、まずは、総体でその名を全国に知らしめる。(塩沢 武士)

 ◆バーナード洋人(ひろと)2008年4月22日、豪州生まれの16歳。2歳の時、来日。沼津市に移り住んだ。小5の終わりにフェンシングを始めた。174センチ、65キロ。家族は両親と妹。

 〇…女子サーブルに出場する岡田彩良(加藤暁秀3年)は、昨年の全国総体3位の実力者だ。「今年は優勝を目指します」と、日本一を目標に定めた。攻撃型の選手で、「ディフェンスは苦手なので、できるだけ前に攻めていきたい」と、抱負。フェンシングにのめり込む前は、器械体操をやっていたという150センチの小柄な“フェンサー”が、持ち前の柔軟性で華麗に剣を操る。

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