吉田正尚が大谷翔平＆山本由伸と再会「すごくいい雰囲気だな」 後半戦初戦９回に１安打

試合前練習中に談笑する（左から）レッドソックス・吉田正尚外野手、ドジャース・大谷翔平投手、山本由伸投手（カメラ・安藤　宏太）

◆米大リーグ　ドジャース４―１レッドソックス（１９日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が１９日（日本時間２０日）、後半戦初戦の本拠地・レッドソックス戦に「１番・指名打者」でフル出場し、３打席目まで３打席連続三振を喫したが、８回の４打席目に左翼線へ二塁打を放ち、フリーマンの逆転満塁本塁打につなげた。レッドソックス・吉田正尚外野手（３１）は「５番・指名打者」でフル出場し、４打数１安打だった。

　吉田は最後の最後で意地を見せた。３点を追う９回先頭の４打席目で、中前安打。後半戦初戦で初安打を放ったが、得点にはつながらず「ビッグイニング作りにはああいうところでつながっていければよかったですけど」と逆転負けに喜びも半減だった。

　１打席目の右飛、２打席目の中飛はいずれもフェンス手前への大きな飛球。１打席目を「スライダーでちょっと詰まりましたけど、ゴロにならずにしっかり力は出たと思いますけど」、２打席目を「バッティングカウントでちょっと体を開いて押し込めなかった」と振り返った。

　試合前には昨年のＷＢＣでともに戦って頂点に立った大谷、山本由伸投手（２５）と再会して本塁後方で談笑。ドジャースタジアムでの試合は初出場だったとあって「なかなか会う機会も（大谷が）ナショナル・リーグに行ってないですし、僕自身もこの球場初めてですし、すごくいい雰囲気だなと思いました。（ド軍は）歴史もあるし、たくさんの日本人がプレーした場所でもありますし、由伸もいますし、非常に素晴らしい球団だったと思います」と話していた。