【高校野球】富山第一がノーシードから8強入り…141キロの2年生エース岩寺翔義が好投
スポーツ報知 / 2024年7月20日 19時23分
◆第106回全国高校野球選手権富山大会 ▽3回戦 富山第一14-4不二越工=7回コールド=(20日・県営富山)
3回戦が行われ、富山第一は、14-4の7回コールドで、シード校の不二越工を下し、8強入りを決めた。13安打で14得点を挙げれば、最速141キロのエース右腕、岩寺翔義(2年)は5回1死二、三塁のピンチで登板。伸びのあるストレートと制球力を武器に無失点で切り抜けると、この日は2回2/3を1安打、3三振、無失点に抑えた。15日の高岡工芸との初戦では、2回を2安打、1失点を喫していた岩寺は「初戦の登板がダメだったので、フォームを変えて投げました。最近、ダメなピッチングが多かったので、楽しんで投げようと思いました」と明るい表情を見せた。
冬場は3~5キロのメディシンボールを投げて上半身を鍛え、120キロのバーベルを担いでスクワット。投球時にはボールの回転数も意識し、現在は2300回転/分を記録する。「ボールが伸びるようになって、球速も上がりました」と手応え。1年で身長は3センチ、体重は4キロ増えて、173センチ、73キロと一回り成長。パワーアップも果たし、球速は最速141キロまで伸びている。
準々決勝の相手は、優勝候補筆頭の富山商だ。「次の試合もピッチングを楽しめるようにしたい。球速は気にせず、必要な時に三振を奪いたいです」と岩寺。伸び盛りの2年生エースが強敵撃破を狙う。(中田 康博)
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