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貴景勝「勝てなくては何の意味もない」5敗大関陥落危機 師匠が明かす古傷の状態「万全ではない」

スポーツ報知 / 2024年7月21日 6時0分

平戸海に寄り切りで敗れた貴景勝(右、カメラ・豊田 秀一)

◆大相撲 ▽名古屋場所7日目(20日・ドルフィンズアリーナ)

 9度目のカド番を迎えている大関・貴景勝が苦しい5敗目を喫した。新小結・平戸海に寄り切りで敗れた。今場所で在位30場所を数える大関の座の死守に向けては、厳しい状況に立たされた。横綱・照ノ富士は西前頭4枚目・宇良を寄り切って土つかずの7連勝。単独首位の座をキープした。2敗で大関・琴桜、小結・大栄翔ら7人が続く。10勝すれば大関に復帰できる関脇・霧島は4勝目を挙げた。

 代名詞の突き押しで前に出られなかった。貴景勝は平戸海との突き合いで後退。機を見ていなしても相手を崩しきれず。逆に平戸海が突いて右をのぞかせると、貴景勝はあっさりと寄り切られた。思わず天を仰いだ後は土俵上で下を向いた。今場所2度目の連敗で5敗目。「勝てなくては何の意味もない」と言い訳はしなかった。

 9度目のカド番。これまで何度も危機を乗り越えたが、ここまで2勝5敗。「番付の世界なので勝てば上がるし、負けたということは何かが足りない」と絞り出した。首に古傷を抱え、場所前は十分に稽古を積めなかった。師匠の常盤山親方(元小結・隆三杉)は6日目(19日)の取組前「(状態は)万全ではない。本当に精神力で乗りきるしかない」と明かしていた。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「必死になっている。持てる力は出している」と語った。貴景勝も「落ち込んではいないので、切り替えたりはしない。自分の準備をするだけ」と前を向く。最近では、22年春場所に正代が1勝5敗から6連勝するなどし、カド番を脱出した例もある。昨年2度賜杯を抱いた男は、大関の意地を見せられるか。(山田 豊)

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