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体操女子代表4人で再出発 主将・宮田笙子喫煙辞退も動揺見せず公式練習 田中光強化本部長「一丸となって対応」

スポーツ報知 / 2024年7月21日 5時0分

パリ五輪に向けた公式練習を行う体操の女子日本代表メンバー(カメラ・大谷 翔太)

 【パリ20日=大谷翔太】パリ五輪の体操の公式練習がパリ郊外で始まり、飲酒、喫煙問題で主将の宮田笙子(順大)が代表を辞退した日本女子は、初出場となる岡村真、岸里奈、中村遥香、牛奥小羽が調整した。補欠の繰り上げはできない見通しで、28日の予選を迎える。日本体操協会の田中光女子強化本部長(52)は「割り切ってやるだけ。4人一丸となって対応していく」と話した。団体総合で2大会ぶりの金メダルを目指す男子は橋本大輝らが初練習した。

 エース・宮田の衝撃的な五輪辞退から一夜、揺れる女子日本代表が決戦の地で動き出した。事前合宿地のモナコから19日にパリ入り。この日、午前、午後と公式練習を行った。動揺があることは確実だが、予選が8日後に迫り、前に進むしかない状況。選手は取材対応こそなかったものの、午前の練習後にはリラックスした表情で写真撮影に応じた。

 日本協会の田中強化本部長は神妙な面持ちで「大会に集中したいのでコメントできない」と詳細は語らなかったが、「割り切ってやるだけ。4人一丸となって対応していく」と話した。田中氏によると、残るメンバーには宮田の辞退理由や、補欠の繰り上げができず各国5人で挑む予選を4人で戦わざるを得ない見通しを説明したという。

 全員10代で初出場。極めて異例の事態となるが「淡々と聞いており、落ち着いて練習できている」と強調した。午後の練習前には4選手が集まって談笑。練習が始まると各種目に分かれ、床では音楽に合わせて動きを確認するなど約2時間半、真剣なまなざしで黙々と汗を流した。

 12日に5人で羽田空港を出発しモナコへ。その3日後の15日、宮田に関する情報提供が入り、チームの主将は18日に帰国。19歳は6月末~7月の間にナショナルトレーニングセンターで飲酒1度、友人宅で喫煙1度を認め、日本協会の「行動規範」に反した。協会の西村賢二・専務理事は19日の会見で、宮田は「プレッシャーなどもあり、そのような行為をしてしまった」と語ったと明かしていた。

 日本女子は1964年東京五輪以来の団体メダルを掲げ、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。代わりの主将は置かない方針。田中氏は「4人でやることをしっかりとやるだけ」と言葉を絞り出すように話した。

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