「ずっと目指していた舞台」パリへ弾み福部真子、女子１００メートル障害で日本新１２秒６９

福部真子

◆陸上　オールスターナイト（２０日、神奈川・レモンガススタジアム平塚）

　オールスターナイト陸上は２０日、神奈川・レモンガススタジアム平塚で行われ、女子１００メートル障害決勝で、パリ五輪代表の福部真子（２８）＝日本建設工業＝が１２秒６９（追い風１・２メートル）で優勝。自身の持つ日本記録を０秒０４更新し、パリ五輪へ大きな弾みをつけた。スタートから大きくリードした福部はスピードを上げ、２位に１秒６９の大差をつけてフィニッシュ。速報の電光掲示板を３度見し、目を大きくして驚いていた。

　近年の女子１００メートル障害は１２秒台連発の大混戦種目。その中で、福部が頭一つ抜けた。６月末の日本選手権（新潟）では準決勝でパリ五輪の参加標準記録（１２秒７７）を更新する１２秒７５をマークし、決勝でもライバルに競り勝って優勝。「ずっと目指していた舞台」という五輪代表に即時内定した。「楽しみつつ、世界と肩を並べられれば」と初の五輪舞台を最高のコンディションで迎える。