Ｇ大阪、ホームで湘南に敗れ３戦ぶり黒星 首位・町田との勝ち点差５変わらず

試合後、サポーターにあいさつする宇佐美貴史（中）らG大阪の選手たち（カメラ・岩崎　龍一）

◆明治安田Ｊ１リーグ▽第２４節　Ｇ大阪０―１湘南（２０日・パナソニックスタジアム吹田）

　９試合が行われ、２位のＧ大阪はホームで好機に得点できず、０―１で湘南に敗れた。３戦ぶり黒星で順位は変わらず、横浜Ｍに敗れた首位・町田との勝ち点差は５のまま。神戸はホームで名古屋に後半アディショナルタイムに勝ち越したが、追いつかれ、３―３の引き分け。３位から４位に後退した。

　Ｇ大阪は攻守がかみ合わず、３試合ぶりの黒星を喫した。ＤＦ陣が奮闘し、０―０で後半を迎えたが、疲れが見え始めた３８分に失点すると、もう追いつけなかった。

　スーパーセーブで何度もチームを救ったＧＫ一森は「内容、結果、両方とも完敗」と受け止めた。この日でＪ１通算４００試合出場を果たした３５歳のＭＦ倉田も「今日は完敗。勝たせられなかったことが悔しい」と５月３日の福岡戦以来１３試合ぶり完封負けに脣をかんだ。

　首位・町田が敗れたが、Ｇ大阪も敗れ、勝ち点差を縮めるチャンスを逃した。２位をキープしたまま、リーグ中断明け８月７日にＦＣ東京戦（パナスタ）を迎える。ダニエル・ポヤトス監督（４６）は「いい形で進めている。ここからもう一度立ち上がり、強くなっていくだけ」と前を向いた。夏場を乗り越え、首位の座を奪い取る。（森脇　瑠香）