1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

体操・水鳥男子監督、女子エースの宮田笙子の五輪辞退に沈痛「相当厳しい判断をされた印象。代償がすごく大きい」

スポーツ報知 / 2024年7月21日 3時40分

宮田笙子

 【パリ(20日)大谷翔太】 日本体操協会の水鳥寿思男子強化本部長が20日、パリ郊外で行われた男子の公式練習後、取材に応じた。女子主将の宮田笙子(19)=順大=が喫煙、飲酒など代表行動規範に違反する行為で五輪出場辞退となったことについて「本当に残念。東京五輪からパリにかけて、スポーツ、体操の魅力を発信していこうと取り組んできたので。女子も目標があった中、そこが難しくなってきている状況は残念だと思う」と沈痛の表情で語った。

 男子監督でもある水鳥氏によれば、ナショナルチームでは少なくとも年に1回、行動規範に関する研修が行われているという。「今回(パリ)も、第一回の合宿の時に代表チームができたから、そういった事は確認しているし、おそらく女子もしているという」と水鳥氏。JOCとしても選手に対してインテグリティ教育にも取り組んで来ただけに「アスリート全体に向けた研修などもしていたので。そういった意味では、体操からこういったことが出てしまったのは残念」と水鳥氏は述べた。

 20歳未満での喫煙、飲酒でありながら、代表辞退という重い発表には賛否が分かれる。水鳥氏も、今回の判断についての問いには熟慮した上で「五輪の大きさ、価値は僕自身がとてもよく分かっているので。そうとう厳しい判断をされたな、という印象はある」と、アテネ五輪団体総合金メダリストとして選手をおもんぱかった。一方で「チームとして頑張っていこうという中でのそういった事。チームとして重く受け止めた部分はあったと思うし、僕の中でも明確な答えがないくらい難しいことだなと。本当に、代償が大きなとすごく感じた」と、言葉を選びながら語った。

 エースで主将の宮田の辞退は、女子団体にとって大きな痛手。選手の入れ替えが認められず、4人で戦うという厳しい状況下におかれるが、水鳥氏は「今日も女子選手も一緒のバスで(練習に)来たけど、選手は選手でしっかりやろうという雰囲気は感じられたので、安心した。残っている選手がまずはしっかりと、自分の演技ができるように頑張ってほしい」と願いを込めた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください