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【高校野球】青森山田が夏7年ぶり&春夏連続の甲子園に王手…右腕・下山大昂が4回1安打無失点の好投

スポーツ報知 / 2024年7月21日 8時47分

先発して4回無失点と好投した青森山田・下山(カメラ・太田 和樹)

◆第106回全国高校野球選手権青森大会▽準決勝 青森山田15―0八戸工大一(5回コールド、20日・はるか夢)

 青森準決勝で青森山田は八戸工大一を15―0の5回コールドで撃破。先発右腕の下山大昂(2年)が4回1安打無失点の好投で、夏7年ぶり&春夏連続の甲子園出場に王手をかけた。弘前学院聖愛との決勝は、はるか夢球場で22日午前10時から行われる。

 グラウンドにかげろうが見えるほど暑い弘前で、青森山田の下山が熱く腕を振った。初回1死から左前安打を許したが、この日の被安打はこれだけ。三塁を踏ませない、ほぼ完璧な投球を披露し、「初回は緊張して体が動かない感じだった。2回からはいつも通りのピッチングができたなと思います」。その言葉通り2回には5、6、7番を内角攻めで3者連続三振斬り。「インコースには自信がある。三振を狙って投げました」と胸を張った。

 力の源は父特製の煮卵にあった。父・和也さん(50)は「中学校は軟式(五所川原三中)だった。体力的に追いつくように、バンバン食べてほしいという思いを込めて作っています」。8分半ゆでた半熟のゆで卵を八方汁100ミリリットル、水250ミリリットル、鷹の爪を混ぜたものに漬け、1日寝かせて完成。練習試合の応援で山田高に出向いた時などに差し入れるといい「協力できる分は協力して、家族で支えています」と笑顔をみせた。下山自身も「父の料理を食べて走ったりすると体力がついたし、体が引き締まってキレが出てきた」と感謝した。

 チームはコールドで大勝し、春夏連続甲子園出場に王手をかけた。決勝は、春の県決勝で2―6で敗れた弘前学院聖愛が相手。背番号11は「投げる機会があればみんなを信じて自分のピッチングができるように。3年生ともっと長い夏を過ごせるように頑張っていきたい」。夏の頂点へ。スコアボードに煮卵のようなゼロを並べ続けていく。

(太田 和樹)

 ★八戸工大一・金渕光希投手(3年。1回2死満塁からなど2度登板も計8失点と抑えられず)「優勝を目指してやってきたけどふがいない形で終わってしまって申し訳ない。将来的にはプロを目指しているけど、(卒業後の進路決定は)これからです」

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