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炎鵬が3連勝で勝ち越し王手 脊髄損傷で7場所連続休場明け 「元気な体で土俵に上がることが大切」

スポーツ報知 / 2024年7月21日 9時51分

炎鵬(右)が切り返しで米沢龍を破る(カメラ・豊田 秀一)

◆大相撲 ▽名古屋場所8日目(21日・ドルフィンズアリーナ)

 脊髄損傷のため7場所連続休場から復帰した、元幕内で西序ノ口13枚目・炎鵬(伊勢ケ浜)が3連勝を飾り、勝ち越しに王手をかけた。相手は日大柔道部出身で190センチの長身、東同14枚目・米沢龍(境川)。立ち合いで懐に飛び込み、得意の左を差した。肩越しの右上手を許したが、相手が投げに転じてきたところを鮮やかに切り返した。

 炎鵬は「上手を取られるのはわかっていましたけど、それでも左が入ったら大丈夫かなと自信はありました。今場所はなかった形だったので、そういう意味では感覚はつかめたかなと思いますね」と汗を拭った。8日目の一番最初の取組に立った。29歳の元幕内は「初めての経験だったので少し緊張感がありました。この年でこのような経験をするとは思いませんでした」と苦笑しつつも、「いい経験になりました」と話した。「(伊勢ケ浜)部屋の一番目に取るということで、みんなが白星をつなげていけるようにという気持ちでやりました」と明かした。

 この日も数百人のファンが詰めかけ、館内のあちこちから「炎鵬!」の声が飛んだ。「朝早くからすごくありがたいです」と頭を下げた。3連勝で勝ち星もあがってきているが、一時は医師から相撲を諦めるよう宣告された。土俵に復帰した今も「朝、起きてみないと自分の体の状態はわからない」という。それだけに「正直、星のことは気にしていません。元気な体で土俵に上がって、降りることが自分にとって大切なこと。また次の相撲を取れることは喜びですね」と土俵に上がれる日々に感謝していた。

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