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川崎春花が28アンダーのツアー新記録で2大会連続V 易しいコース設定のスコア伸ばし合い熱戦を制する

スポーツ報知 / 2024年7月21日 14時5分

9番でバーディーを決めギャラリーに一礼する川崎春花(カメラ・谷口 健二)

◆女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日(21日、福岡・ザ・クイーンズヒルGC=6505ヤード、パー72)

 首位からスタートした川崎春花(村田製作所)が、8バーディー、ボギーなしの64で回り、通算28アンダーの最多アンダーのツアー新記録で圧勝した。前々週のミネベアミツミレディスから2大会連続Vで今季2勝目、通算4勝目を挙げた。

 パリ五輪日本代表の山下美夢有(みゆう、加賀電子)が4打差の2位。山下は、従来の最多アンダー記録の24アンダーで、99ホール連続ボギーなしのツアー新記録を達成(継続中)。パリ五輪前としては最後の試合で優勝は逃したが、さすがの実力と存在感を見せた。

 6打差の3位は、大会主催の所属の佐久間朱莉(大東建託)、7打差の4位は地元の福岡県出身の三ケ島かな(ランテック)。ともに上位でプレーし、大会を盛り上げた。

 易しいコース設定のバーディー合戦を21歳の川崎が制した。最終組で戦った山下、三ケ島と共に序盤からバーディーを重ね、ギャラリーを沸かせた。

 第3ラウンド終了(54ホール)時で、20アンダーの大台に乗せた川崎は最終ラウンドでも快進撃。13番で五つ目のバーディーを奪い、その時点で通算25アンダーとなり、ツアー記録の24アンダーを超えた。その後も、15、16、17番で3連続バーディーで通算28アンダーまでスコアを伸ばした。

 日本女子ツアーの最多アンダー記録は、24アンダー(3日間大会は2003年のミズノクラシックでアニカ・ソレンスタム、4日間大会は2016年大王製紙エリエールレディスでテレサ・ルー)。21年ぶりの新記録となった。

 今大会は、ラフは短く、グリーンはボールが止まりやすく、好スコアが出る設定。さらに5番パー4(360ヤード)のティーエリアが前方に設定され、実質255ヤード。第2ラウンドの平均スコアは3・2203(イーグル9人、バーディー76人、パー31人、ボギー2人)。2009年ツアー選手権リコーカップ第1ラウンドの4番パー4(358ヤード)の平均スコア(3・6087)を超えて、ツアー史上、最も易しいパー4となった。第3ラウンドの5番も平均スコアは3・3231(イーグル5人、バーディー37人、パー20人、ボギー3人)とツアー史上2番目の易しさとなった。5番は最終ラウンドも実質255ヤードのティーエリアが使用された。

 第3日終了後、優勝ラインについて山下は「30アンダーは行かないけど、28アンダーか29アンダーくらいでしょうか」と想定。川崎も「26アンダーとか? 分かりませんけど」と、やはり、ツアー記録更新は必要であることを明かしていた。三ケ島は「優勝スコアは想定しません。想定して、そのスコアに達したら、そこから伸ばせなくなるので」と、前人未踏のアンダー記録の戦いを覚悟するように話していた。

 暑さを考慮して、普段の大会より、スタート時間が早められたが、雷雨接近による約1時間の中断のため、結局、普段の大会とほぼ同じ時間の進行となった。気温33度のタフなコンディションも京都出身の川崎には影響が少なかった。「(地元の)京都の方が暑いです」とさらり。最多アンダー記録優勝&2大会連続優勝。川崎が熱すぎる戦いを制した。

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