【高校野球】修徳が延長１１回サヨナラ勝ちの劇的勝利で８強入り 荒井監督「こういう試合を越えないと甲子園はない」

修徳の２番・賀曽利航生の一打がサヨナラへの呼び水となった（カメラ・大中　彩未）

◆第１０６回全国高校野球選手権　東東京大会▽５回戦　修徳４Ｘ―３小山台＝延長１１回タイブレーク＝（２１日・神宮）

　第３シードの修徳が都立の星・小山台相手に延長１１回タイブレークでサヨナラ勝ち。準々決勝進出で８強入りを決めた。

　両者譲らぬ接戦だった。９回終了時点でともに７安打３得点で延長戦へ突入。延長１０回表に小山台が相手捕手のパスボールの間に１点を勝ち越すも、裏の攻撃で修徳が１死二、三塁から二ゴロの間に同点に追いついた。

　そして迎えた延長１１回裏。無死満塁から修徳の２番・賀曽利航生内野手（３年）が遊ゴロを放ち、三塁走者は本塁憤死。そのまま捕手が三塁へ送球したがこれが悪送球に。その間に二塁走者が一気に本塁へ生還し、修徳のサヨナラ勝ちとなった。

　荒井高志監督（３９）は「ああいう場面を越える練習をしてきた。こういう試合を越えないとと甲子園はない」と冷静に先を見つめていた。