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カド番大関・貴景勝が連敗止めて3勝目 22年九州場所以来の関脇・霧島に勝利「自分のやるべきことを考えてやった」

スポーツ報知 / 2024年7月21日 20時14分

霧島を下した貴景勝(代表撮影)

◆大相撲 ▽名古屋場所8日目(21日・ドルフィンズアリーナ)

 カド番の大関・貴景勝(常盤山)が連敗を止め、3勝目をあげた。関脇・霧島(音羽山)との立ち合いで低く当たり、得意の突き押しで前へ出た。そのまま一気に押し出した。“らしさ”全開の内容のある相撲も「あまり覚えていない。白星があがったことはいいと思う」と表情は変えなかった。

 大関の地位をかけ、お互いに負けられない一番だった。貴景勝は9度目のカド番。10勝して大関復帰を目指している。貴景勝は「自分のやるべきことを考えてやった」と昨年の初場所から不戦敗を含み4連敗中の相手に集中。22年九州場所以来の白星を手にした。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「貴景勝は気持ちいいだろう。こういう相撲を取るとだんだん良くなる」と期待。大関残留には、横綱、大関戦を残した残り7日間で5勝以上が求められ、依然簡単な道のりではない。貴景勝は「自分の力を出るように準備するしかない」と静かに闘志を燃やしていた。

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