【クイーンステークス展望】重賞２勝目を狙うモリアーナが中心

クイーンステークスの登録馬。※騎手は想定

　第７２回クイーンステークス・Ｇ３が７月２８日、札幌の芝１８００メートルで行われる。

　ヴィクトリアＭ７着以来の実戦になるモリアーナ（牝４歳、美浦・武藤善則厩舎）は、今回と同条件のコスモス賞の白星があり、適性はバッチリ。力を要する馬場は得意だけに、ここで重賞２勝目があって驚けない。

　中間好調ぶりが伝えられるスタニングローズ（牝５歳、栗東・高野友和厩舎）は洋芝に対応すれば、地力自体は最上位だ。

　ヴィクトリアＭ４着からの参戦ドゥアイズ（牝４歳、栗東・庄野靖志厩舎）は２歳時ながら、札幌は１、２、２着と崩れていない舞台。

　阪神牝馬Ｓ２着、ヴィクトリアＭ６着のウンブライル（牝４歳、美浦・木村哲也厩舎）、フェアリーＳ１着、ＮＨＫマイルＣ５着のイフェイオン（牝３歳、栗東・杉山佳明厩舎）、サウジアラビアＲＣ、ニュージーランドＴともに２着のボンドガール（牝３歳、美浦・手塚貴久厩舎）は、いずれも初の距離に対応すれば面白い存在。

　昨年２着のウインピクシス（牝５歳、美浦・上原博之厩舎）、スイートピーＳ勝ち馬のコガネノソラ（牝３歳、美浦・菊沢隆徳厩舎）、中山牝馬Ｓ優勝馬のコンクシェル（牝４歳、栗東・清水久詞厩舎）、勢いある上がり馬アルジーヌ（牝４歳、栗東・中内田充正厩舎）もエントリー。（大上　賢一郎）