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札幌日大、ウン味方に全国一番乗りで甲子園決めた!過去3度決勝で涙 悲願達成へ極限ゴミ拾い「臭すぎて涙が出た」

スポーツ報知 / 2024年7月22日 5時30分

初優勝を飾り歓喜する札幌日大の選手たち(カメラ・砂田 秀人)

◆第106回全国高校野球選手権南北海道大会 ▽決勝 札幌日大6―4立命館慶祥(21日・エスコンフィールド)

 重い扉をこじ開けた。午後0時10分。札幌日大が全国一番乗りで甲子園出場を決めた。エスコンのガラス壁から差し込む陽光に照らされ、マウンド上には歓喜の輪ができる。南北海道大会、悲願の初優勝。森本琢朗監督(43)は「一戦決勝。大会が始まった時から『常に決勝』という意識を持たせていた。本当に頼もしかった」と誇らしげにナインを見つめた。

 4度目の正直で夏の頂に立った。4番・窪田洋祐(2年)の先制打などで5回までに6―0。7回に2点差へと詰め寄られたが、最速143キロ左腕・小熊梓龍(しりゅう、3年)が完封した準決勝に続き、7安打4失点完投で立命館慶祥の猛追を振り切った。同校は1987年に創立し、02年春のセンバツで甲子園に初出場した。だが、夏は12、16、21年と準V。高いハードルをついに乗り越えた。

 “運”を拾い集め、悪夢を断ち切った。21年夏の決勝はリードしながら8回に適時失策で逆転負け。昨秋地区代表決定戦は5―0から試合をひっくり返された。菊地飛亜多(ひあた)主将は「そのツメの甘さが勝ちきれない理由」と悟った。長年チームで続けていたゴミ拾いだけでは足りない。犬のフンが入った袋まで拾うほど、勝利に執着した。「臭すぎて涙が出た。吐きながら走った時もあった」。南北海道大会は4戦無失策。ツメの甘さと無縁となったチームに野球の神様もほほ笑んだ。

 必死に運を引き寄せようと21年に「卓朗」から改名していた森本監督にとっても就任後初の甲子園。学校所在地は北広島市。グラウンドから約5キロの距離にある地元・エスコンで悲願を成し遂げた。(堀内 啓太)

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