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「甲子園では全部、自分が投げます」金足農・吉田大輝、兄・輝星譲りの先発完投へのこだわり 兄超え全国制覇挑む

スポーツ報知 / 2024年7月22日 5時5分

笑顔でガッツポーズする金足農の吉田大輝(カメラ・山崎 賢人)

◆第106回全国高校野球選手権秋田大会▽決勝 金足農6―5秋田商(21日・さきがけ八橋)

 秋田では、2018年夏の甲子園で準優勝し“金農旋風”を巻き起こした金足農が決勝で秋田商に競り勝ち、6年ぶり7度目の夏切符をもぎ取った。当時のエースだったオリックス・吉田輝星(23)の弟で、2年生エースの大輝(たいき)が154球を投げ、16安打されながらも5失点完投勝ち。兄が成し遂げられなかった全国制覇へ闘志をたぎらせた。

 * * * *

 6年前の“金農旋風”は、大輝にとっていい思い出ばかりではない。「本人はまだ小学生でしたから。比較されて大変なこともあったと思います」。そう語るのは父・正樹さん(48)だ。それでも大輝は自らの意志で金足農への進学を選んだ。兄・輝星が大好きだからだ。「兄の登板は毎試合、動画を見るようにしています」と固い絆がうかがえた。

 正樹さんは「ウチは昭和なんです」と笑う。長男の輝星は厳しく育てられた。大輝はその背中をまぶしく見ていた。兄は秋田大会では全5試合計43回を一人で投げ抜き、甲子園では初戦から準決勝までの5試合全てで完投勝利を挙げた。だから継投が常識の現在でも、大輝は先発完投にこだわる。

 「マウンドでは、投げていたら絶対に譲りたくない。甲子園では全部、自分が投げます」と大輝。古風な17歳は、聖地でどんな輝きを見せるのだろうか。(加藤 弘士)

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