大谷翔平3年連続全試合観戦中のミニタニがロサンゼルスで話題の寿司店開店「1000億円を勝ち取るため」
スポーツ報知 / 2024年7月21日 22時4分
ドジャース・大谷翔平投手(30)のモノマネ芸人で、22年から全試合を観戦している「ミニタニ」が20日(日本時間21日)、スポーツ報知の取材に今年3月から米ロサンゼルスで寿司店「Mori Nozomi」をプロデュースしていることを明かした。
ミニタニだけどオオタニには負けてられない―。大谷を見続けて、どれだけの活躍をしてきたかをその目に焼き付けてきたからこそ、自らの夢も後押しされた。
「大谷選手の活躍を見ていて、自分もまだまだだなと。大谷選手がアメリカ、メジャーリーグに与えた影響は果てしない。1000億円の契約は前人未到。僕も2006年に渡米して、アメリカンドリームをつかもうと思ってこの地に来たのは正直なところある。やっぱり自分も大谷選手くらいまでアメリカンドリームを早くつかみたいとここ数年なっていたので、たまたまきっかけがあって、3月にお寿司屋さんをプロデュースすることになって、3月にオープンしてやっているんです」
大谷は昨年12月にドジャースとメジャーリーガー史上最高額となる10年総額7億ドル(約1022億円=契約発表時のレート)の大型契約を結んだ。日米のテレビやラジオなどに出演して生計を立ててきたミニタニだったが、大谷に刺激を受けて新たなビジネスへの挑戦を決意。そのスタートになるのが寿司店だった。
「『おまかせ』、8席限定で、1人250ドル(約3万9000円)。寿司シェフの女性が『モリ・ノゾミ』という名前で、その名前をそのまま店の名前にしている。働いている人はみんな日本人女性。寿司シェフのモリ・ノゾミはこっちで7年間色んな店で修業を積んで、やっと1人でもいけることになって独立するタイミングでプロデュースしました。今すごく注目を浴びている店になっている。ハリウッドの有名なメディアから取材を受けていて、お陰様で1か月先まで予約が埋まっている状態。待ちも70人くらいいてちょっと話題になっているんです」
早くも人気店になっているが、1店舗で席数も限定していることから、1000億円への道が険しいことも十分に理解している。この寿司店出店はあくまで夢への第一歩だ。
「大谷選手が1000億円の契約をしたので、僕も1000億円の売り上げを目指すというのをきっかけに始めました。そもそもお寿司屋さん1軒で1000億円なんて無理。これからは『モリ・ノゾミ』というレストランを今後ブランド化して、そこでキッチン用品、レストランプロデュースとか、ソースを売ったりとか、そういった形でSNSをメインに全世界に『モリ・ノゾミブランド』を広めていく。それでその売り上げで1000億円を目指そうと思っています」
料理とスポーツ。異国の地だが「言葉を使わずに実力で勝負できる」と共通点も口にするミニタニ。メジャーリーガーの食の支えになることも考えている。
「大谷選手や山本選手、ダルビッシュ選手らが、ロサンゼルスという場所で、日本食が恋しくなることもあるでしょうし、食べたくなるなという時もあると思います。是非、メジャーリーガーの食の支えにもなれるように、いつでも準備していますよと。わがままも特別にお作りするので、是非そういった食の支えになれるような、料理メニューも構成しているので、是非お立ち寄り頂きたい。大谷選手も、山本選手も、遠征でロサンゼルスに来られた選手も!」
大谷を追いかけてきたからこそ、大谷の見る景色に立つのが、最大の目標だ。
「実質いま、1000億円を勝ち取るための打席に立っています。やっと立つことが出来ました。大谷選手と同じ舞台に立てるような、同じ景色を見られるような打席に、ジャンルは野球と飲食は違うけど、一応立った。あとはやり抜こうかなと。僕も2006年からアメリカに来させてもらって、海外で夢を追いかけることはものすごく大変なことだと自分も肌で感じています」
芸名は「アキ・テリヤキ」。身長156センチで、12年からはダルビッシュをまねた「ミニビッシュ」となり、21年からは「ミニタニ」となった。時には6人部屋に宿泊するなど、出費を切り詰めてドジャースの遠征にも帯同しているが、実業家との“二刀流”で大きな夢を目指す。
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