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【高校野球】龍谷大平安・大西傳心「やり返すなら完封」昨夏の準決勝で敗れた立命館宇治を圧倒

スポーツ報知 / 2024年7月22日 6時0分

昨夏王者に完封した龍谷大平安の大西傳心

◆第106回全国高校野球選手権京都大会▽4回戦 龍谷大平安6―0立命館宇治(21日・わかさスタジアム京都)

 京都では龍谷大平安の左腕・大西傳心投手(3年)が昨夏の準決勝で敗れた立命館宇治を3安打完封し、8強に進出した。

 龍谷大平安・大西が、完封返しで昨夏王者を打ち破った。「やり返すなら完封と思っていたので、できてよかった」。相手エース・十川奨己投手(3年)との投げ合いで3安打9奪三振。18年夏の甲子園出場を最後に19年、昨年と2度敗れた立命館宇治を相手に“三度目の正直”で雪辱だ。

 昨夏の準決勝は、2年生エースだった十川から1点も奪えず涙をのんだ。アウトコースの角度ある真っすぐに対策を絞り、幸先良く初回と2回に1点ずつを奪取。しかし3~7回は無得点と攻略に苦しむ中、昨夏はスタンドで敗退を見届けた大西が流れを引き留めた。「身長があって制球も良く、ピンチに動じない。同学年ながらすごいなって」。当時は十川に驚かされたというが、1年の鍛錬を経て、最速は約10キロアップの139キロに到達。フォームも改善し「抜け球が少なくなって、修正が利くようになった」と胸を張る。

 それでも原田英彦監督(64)は「まだまだバックやベンチの信頼が得られていない。先頭打者を出したり、平気で2ボール、3ボールにするのはダメ。今までのエースはしない」と辛口。97年夏の甲子園で左腕エースとして準優勝に導いた元オリックスの川口知哉コーチ(44)も5四死球に注文をつけつつ、「動じない。先頭を出しても『ふんっ』って感じでおどおどしない」と、ホームを踏ませなかった度胸をたたえた。

 「1番なので、自分が点を取られたら負けるし、点を取られなければ絶対負けない。それは確実なので、取られないように」と大西。準々決勝は中2日で乙訓と対戦する。自身の左腕で6年ぶりの夏の聖地をつかめば、監督からも認められるエースの称号が近づく。(瀬川 楓花)

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