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【阪神】ドラ5ルーキー石黒佑弥が初登板「ベンチに帰って見渡すと、すごいお客さん。月もきれいだったな」

スポーツ報知 / 2024年7月21日 23時0分

力投する4番手・石黒佑弥(カメラ・石田 順平)

◆JERAセ・リーグ 阪神12―3広島(21日・甲子園)

 阪神・石黒佑弥投手がプロ初登板を果たした。8回2死の石原を迎えた場面で出番。初球は147キロの直球でストライクを取り、カットボールでファウルを奪って追い込んだ。3球目のフォークで遊ゴロ。打者1人で交代したが「やっぱりすごい。あの感じをずっと味わえるように、1軍にいられるよう頑張りたいと思いました」と、超満員の甲子園の雰囲気を味わった。

 JR西日本からドラフト5位で入団したルーキー。15日に初の1軍昇格を果たし、6試合目で待望の瞬間となった。「緊張した」と振り返ったが、マウンドで大山や中野に声をかけられ「『頑張れよ』って。頼もしいというか、とても堅い内外野で、安心して思い切って投げれました」と感謝。福原2軍投手コーチの「心拍数を上げすぎたら、いい投球はできない」という言葉も思い出し「なるべく落ち着いて」と記念すべきアウトを奪った。

 「いっぱいいっぱいで、(歓声は)そんなにちゃんと聞けていない。ベンチに帰ってから見渡すと、やっぱすごいお客さんで。月も奇麗だったなという感じです」と笑顔。降板後には捕手の梅野からも助言をもらい「きょうはどんどん押していくというか、ゾーンで投げてしまった。これから余裕ができた時は、もっとコーナーを突いて。『打者をしっかり見て抑えられるようにしていこう』とアドバイスもいただいたので、もうちょっと落ち着いてピッチングできるように」と先を見据えた。

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