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【阪神】12得点快勝前半戦締めも…岡田彰布監督「野手は誰一人良くない」

スポーツ報知 / 2024年7月22日 5時0分

3回2死一、三塁、右前適時打を放つ佐藤輝明(カメラ・石田 順平)

◆JERAセ・リーグ 阪神12―3広島(21日・甲子園)

 虎党が狂喜乱舞した。阪神・大山のダメ押しアーチに、4万2609人の観衆はくぎ付けだ。10―2の6回2死三塁。矢崎の146キロ直球を左翼席に放り込んだ。自身も、チームにとっても14試合ぶりの7号2ラン。大黒柱は「最後まで何点差あっても何があるか分からないのが野球。1点でも多くと思ってたし、その結果がホームランで良かったです」と勝利をかみしめた。

 決勝点をたたき出したのは佐藤輝だ。中野の適時打で同点に追いついた3回2死一、三塁。「初球で捉えられたのが良かった」と九里から勝ち越しの右前適時打を放った。勢いは止まらず大山、前川、木浪、梅野と5者連続適時打。前夜、貧打地獄に「言葉がない」と嘆いていた岡田監督も「後ろに、後ろにとそういう形になれば。ちょっとは(昨季を)思い出したんじゃないですか」とうなずいた。

 直近2戦連続0―1完封負けの4連敗中で、この日の2回終了時点で今季ワーストの26回連続無得点。大山が「歯がゆい」と言うように悔しい時間が続いていた猛虎打線だが、前半戦最後のゲームで突如目覚めた。今季3度目の先発野手全員安打どころか全員打点&全員得点で、2ケタ得点は今季2度目。勝率5割で迎えた試合は6連勝で、またも借金生活を阻止した。

 昨季に続き前半戦の貯金ターンが決定。それでも指揮官は「野手は誰一人良くない」とチーム打率リーグワーストの攻撃陣にさらなる奮起を求め、首位・巨人と3・5差の4位から目指す逆転Vには「野手の奮闘が絶対必要」と言い切った。大山と佐藤輝が打点を挙げれば5戦5勝。不振による2軍調整も経験した主軸2人は上り調子で後半戦に向かう。真夏の大反攻で、昨季の王者はよみがえる。(中野 雄太)

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