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選手を叱責、否定しない阿部流マネジメントが呼んだ巨人首位ターン

スポーツ報知 / 2024年7月22日 5時15分

ベンチで笑顔を見せる阿部監督(カメラ・上村 尚平)

◆JERA セ・リーグ 中日1―4巨人(21日・バンテリンドーム)

 監督1年目。阿部監督に采配で一番難しいことを聞くと「継投だね」。理由は「スパッと代えて流れが変わったら嫌だなとか、正直おっかないけど、最善だと思った選択をしてうまくいかなかったら、いい失敗として次につなげればいい」。日々、アップデートしながら89試合戦ってきた。

 「勝負は夏場」とリリーフ陣に無理させない方針を徹底。各投手シーズン50登板前後ペースに抑えるブルペン運用で、この先の勝負どころへ余力を残す。開幕時は西舘、中川、大勢だった勝ちパターンが現在はケラー、バルドナード、大勢に加え高梨、船迫らも入る布陣。変化を恐れず臨機応変に形を作り、昨年リーグワーストの3・81だった救援防御率は2・26に改善した。

 投打で多くの若手にチャンスを与える中でミスも多く出たが「怒っても仕方がない。ダメなことは本人が一番分かっている。『あの四球がなあ』とか、こっちから言ってしまうとダブルショックになってしまうから」。必要な指摘はしても選手を叱責(しっせき)、否定しないのが阿部流。「あの時はどういう考え方でプレーしていたの?」と結果に至るまでの過程を確認し、的確な助言で背中を押してきた。

 阿部監督の柔軟なマネジメントがチームを着実に前に進めている。(巨人担当キャップ・片岡優帆)

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