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【高校野球】立命館慶祥は堂々の戦いも初の聖地には届かず

スポーツ報知 / 2024年7月22日 7時23分

応援席への挨拶後、ベンチ前で涙を見せる立命館慶祥の選手たち

◆第106回全国高校野球選手権南北海道大会 ▽決勝 札幌日大6―4立命館慶祥(21日・エスコンフィールド)

 初の聖地にこそたどり着けなかったが、立命館慶祥が堂々の戦いを演じた。0―6の7回、1死満塁から浅見倖成投手(3年)の中前2点適時打を皮切りに4点を返した。一方的になりかけた展開で見せたナインの意地。横山蔵人前監督(63)からの教えだった「粘り強さは気迫から」を実践した選手に、OBの滝本圭史監督(43)は「勝負事なので負けて満足はないが、6点差になってもはね返そうと前を向いて戦っている姿が見られて。幸せだった」と目を赤く腫らしながら、奮闘をたたえた。

 昨秋、今春と札幌地区予選で敗れながら、夏は決勝舞台まで駆け上がった。7回に3点目となる右犠飛を放った徳永漣主将(3年)は「最高の仲間と最高の舞台で戦えた。1、2年生にも少しはいい背中は見せられたかなと思うので。この経験を生かしてほしい」と涙をこらえ、後輩に夢を託した。

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